編集長の日記-お寺でジャズ
2006-08-28

最近ではゴルフ場でジャズやロックのコンサートがあったりしますが、私の家の近所のお寺でジャズコンサートがありました。
東京・大田区の万福寺「するすみ祭」のプログラムの一つですが、座席の隣がお墓だったりという、何ともシュールなコンサートです。
お寺でジャズというのはミスマッチのような気がするかもしれませんが、もう何年もやっているのと、お寺の近所にはジミー原田さんやジョージ川口さんというジャズの大御所が住んでおられたこともあって、地域の中にジャズがすんなり受け入れられている雰囲気があります。
この「するすみ祭り」、お寺の本堂で日舞やら狂言などは分かるとしても、ガムランが行われたのにはビックリ。ガムランといえばヒンズー教ともかかわりが深いものですから、これもお寺の広量さの現れでしょう。
住職は、
「寺というのは、葬儀をするところではありません。寺子屋という言葉があるように、寺はみんなが学ぶところであり、文化の発信地でした」
とおっしゃっていましたが、お祭りやイベントという形にせよ、お寺が中心になって地域社会が一つにまとまるのもいいものだと思います。
そういえば、最近では寺の境内で遊ぶ子どもはめっきり見なくなりました。
お寺の遊び場は、同じ学年で区切られている学校より上下関係がはっきりしていたり、お墓の中で遊ぶことで、おぼろげながら死というものもイメージすることができたように思います。
学校で教わらないことを学べるという意味では、お寺には寺子屋の精神というものがまだまだ残っているのではないでしょうか。
前でゴルフ場でもジャズやロックコンサートが行われていると書きましたが、私はゴルフ場がお寺のように地域社会の情報発信基地になれると思います。
ゴルフとは関係なく結婚式をしたり、町内会やPTAの集まりを開いたり、支配人が勉強を見てあげるとか、危なくなければ、子どもの遊び場があってもいいような気がします。
もちろん、すでにこうしたことをやっているゴルフ場はたくさんあります。
ゴルフ場って寺子屋としては最適な存在だと思います。


