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編集長の日記-自己申告

2006-10-30

本間ゴルフが本日(10月30日)、同社の「BERES MG712」ドライバーの一部にSLEルール制限値を越える製品が混入している可能性があり、調査進捗をR&Aに自主的に報告していると発表しました。
発生比率は「BERES MG712」ドライバーの量産モデルの2〜3パーセント。原因はフェース面とボディの溶接の際、通常の溶接時間を超す作業を施したドライバーヘッド部材が熱による硬度の低下を生んだためということですから、ある種の焼きなましのような状態になって材料の特性が変わったのかもしれません。販売実績は約5700本で、同社は直ちに製品回収と、販売済みのクラブに対して、預かり検査をすることを決めました。
詳しくは同社のホームページをご覧いただきたいですが、私はゴルフメーカーが自主的にこのような報告をゴルファーに向けて行うのはいいことだと思います。

もちろん、本間ゴルフのドライバーを信頼して買ったユーザーの中には、裏切られた気持ちになる人がいるかもしれません。
しかし、後になってどこかでこの問題が発覚し、メーカーが「知りませんでした」ということになったら、もっと大きな問題になったことでしょう。
そういう意味で、製造工程に不具合があったことを認め、自主的に発表したことは、逆にユーザーの信頼を勝ち得る結果につながることになるかもしれません。

昨今、企業の社会的責任が問われる際に、「下請け会社がやったこと」といったり、問題隠しをしたりして、結果的に問題がこじれて大きくなってしまうことがあります。
誰だって失敗を報告するのは嫌なもので、勇気がいることです。
本間ゴルフの工場の現場の方にとっては、夜も眠れない状態であるかもしれません。
しかし、きちんと社内に事態を報告し、適切な対策を取ったということは、当たり前のこととはいえ評価されるべきではないかと思います。

ゴルフクラブの製造に限らず、雑誌の編集作業においてもミスは起こります。
そのほとんどは、単なるうっかりミスや思い込みミスで、本当に申し訳なく思います。
間違われた側や、読者の方々には大変なご迷惑がおよぶこともあり、誠実で迅速な対応と、次からミスを起こさない対策が必要になります。
そういう意味でも、今回の本間ゴルフの件は、自分のことのように身が引き締まる思いです。

SLEルールに関しては、先にヨネックスがサイバースターナノブイ「ロフト角 11度」ドライバーについて研磨工程の不具合を公表しています。
今後は同様の事態が起こらないことを祈るばかりですが、ゴルフメーカーには問題が発覚したら早急に公表・対策をとっていただきたいと願います。
ゴルフに関わるわれわれは、「自己申告」というゴルフの精神を忘れないでいたいものです。


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