支配人は頑張ってます
第70回 平成17年9月某日
2005-10-17
景気が良くなれば会員同士の交流も深くなる。地元中小企業の経営者が多い当ゴルフクラブの会員の中には、お互いに関連のある企業も多い。例えば地元有力ゼネコンの役員が下請け会社と会うことなど頻繁にある。県経済界の会にも会計士さんを初め、多くの方が当クラブの理事をやっている。このごろ景気が良くなったせいか活動が活発化しているようだ。ゴルフ場を社交場として考える人は地方にはまだまだ多い。昔はこれに政治家も交流していたが、果たして小泉さんがゴルフをするのかどうか知らないけれど、今ではめっきり減っている。公務員、政治家、金融関係者の激減は、景気が上向いたとはいえ、まだ回復の兆しは見えない。当時、経済の牽引役であった銀行が進んでゴルフをしないのであるから仕方がない。ましてや公務員、金融関係者の「平日ゴルフの禁止」はゴルフ場に取って大きな痛手である。ここ数年のゴルフ場の様変わりは大変なものである。会員も投資目的から利用本意に変わっていった。元々会員権が株と同じく投資の対象となること自体がおかしな話である。
今、アジアではこの会員権システムを導入し、韓国でも中国でも販売を行っているが、やはりバブルである。見識あるゴルファーは早く目覚めてもらいたいものだ。決してスポーツであるゴルフが投資の対象になってはいけない。そこそこの値が付くのは仕方がない。だが、社会通念を逸脱した金額を付けるべきではない。
ほかにも大きく様変わりした物に用品がある。外資系の用品が軒に並ぶ。昔はなかなか手に入らなかったブランドも、新旧合わせ多くの用品が容易に買えるようになった。ゴルフ場における販売も同じく変化し、コースで試打会を行いドライバーが売れる時代である。昔ならゴルフボールと手袋が定番の売れ筋商品だったことを考えると驚きを隠せない。世の中の変化に付いていけないと感じるのはこういう時か。しかし、ファッションの流行でも10年回帰があるようにゴルフにも古きよき時代が存在する。トラディショナルだ。ゴルフを商売にしている以上、それも重要だと考えている。当ゴルフクラブの会員に「行きたいゴルフ場」を聞くと、オーガスタ、ペブルビーチよりも「セントアンドリュース」と答える人が圧倒的に多い。やはり頭のどこかで「ゴルフ=(イコール)トラディショナル」という考えがあるのだと思う。その点も忘れずゴルフの営業に専念したいと思っている。

