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支配人は頑張ってます
第71回 平成17年10月某日

2005-10-24

 世の中にはいろんな人がいるものだ。私があまり知らなかったゴルフの世界があった。高級アンティーククラブである。日本にもかなりのマニアがいるらしい。アンティークといってもかなり古く、ガタパチャー・ボールからヒッコリー・シャフトなどの時代物である。今は、スコッティキャメロンに代表されるようにトッププロ使用アイテムが、かなりの高額で取引されるのをよく耳にする。同様に本当のアンティーククラブも世界的にもかなりの需要があるようで、コレクターの講釈は甚だ長かった。私が話を聞いたのは、ヨーロッパに長く滞在している電子機器メーカーの社長さんだが、なかなかのコレクターであるらしい。この社長さん曰く「世界に1本しかなく、今の時代では作れない」から値打ちがあるそうだ。こういう人に限ってニッカーボッカーでゴルフをしたりする典型的なこだわりゴルファーである。まあ、このような金持ち道楽御仁がいらっしゃっても良いではないか。実に楽しい一日で、興味深い話が聞けた。

 秋空の下、ゴルフ場も活況である。老若男女大勢の人が押しかけてくれている。週末にはキャンセル待ち状態、うれしい限りである。夏の予算未達分を挽回する絶好のチャンス到来である。近隣のゴルフ場も今年の繁忙期料金は下げ止まりの感がある。昨年の客単価より若干上昇している。ダブルでうれしい。経費の引き締めも順調に推移しているので、損益分岐は大幅に改善されている。このまま何もなく続くことを願うばかりである。\n
 経営面もそうだが、運営面でも良いニュースがある。ここ数年で一番のターフコンディションである。グリーン、フェアウエー、ティグラウンドなど、申し分ない仕上がりである。プロのトーナメントを開催しても恥ずかしくない状態である。本当にメンテナンスのクルー全員には感謝したい。よくここまで仕上げてくれた。梅雨前に施した植栽もちゃんと根付き、木に風格も出てきた。これでないとゴルフ場はいけない。汚く整備されていないゴルフ場だと、その運営姿勢を問われるし、高いグリーンフィーなど払いたくもない。今の状態ならどこに出しても恥ずかしくない。年間のコンディション作りは本当に難しいものがある。それはわれわれに与えられた試練だと思う。それを乗り切ってこそ本当の評価が生まれる。\n
 客は入ってはいるが何かまだ本物じゃない。もう二度とバブルの時期はやって来ないのか。混み方にもまだまだ余裕がある。バブルのころはこんなもんじゃなかった。平日でも朝早くから夜遅くまで働いたものだ。こんなことを話しても理解してもらえるスタッフは、今は少ない。あの時期が良かったのか悪かったのか、私には判断がつかないが、サービス業が活況であったことに間違いはない。私がバッグ番でペーペーのころでも、正月のお年玉などはすごかった。不景気から景気回復といってはいるが、実感としてどこまでが景気回復なのか、ゴルフ業界にも実感が味わえるようにしてもらいたい。小泉政権がいっそう力を付けた今の政治で、どこまで改革ができるのか大いに期待している。バブルのころはスポーツも音楽も華々しかった。ゴルフも野球もサッカーも勢いがあった気がする。そう思うと、ジャンボが活躍した時代は本当にバブルの真っただ中だったのかも知れない。そのバブルの申し子がジャンボだったのだろう。今思えば懐かしいが、業界にいる人間としては、またあの時代が来て欲しいと熱望する。

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