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スローゴルフへの誘い
第120回「大横綱の土俵入り」

2005-11-21

 オーラというのは、いったいなんだろうか? ふとそんなことを考えることがある。過日、“世界のスーパースター”タイガー・ウッズと、日本の女子ゴルフ、いやゴルフブームを牽引する宮里藍の夢の競演があった。
 親しいゴルフ誌記者によれば、
「とにかくオーラがすごかった」
 その現場を見たわけではないが、しかし思わず“なるほど”と思ってしまう。思わず“なるほど”と思わせるからこそ、それがスーパースターの証であり、スーパースターが醸し出す特有のオーラなのかとも思ってしまう。

 それにしても、オーラとはいったいなんなのだろう? 実際にそんなものが、物理的に存在するのだろうか。また心象風景として“見える”が理解できたとしても、本当に“見える”ことがあるのだろうか。
 そんな疑問に対して、かつて“帝王”ジャック・ニクラスが来日した際に取材をしたというベテラン記者が、これまた思わず納得するような返事をしてくれた。
「大横綱の土俵入りと同じで、いったんアドレスに入れば、シ〜ンと静まりかえる。そうした近寄りがたい雰囲気が、オーラというものじゃないのかな」
 さて、この季節、信州の夜空は透き通るようにきれいである。冬の夜空の絶景を独占できるのは、田舎暮らしの特権でもある。肉眼でオーラを見ることのできない凡人ではあるが、しかしタイガーも宮里藍も、夜空の満天の星のように輝いていたのだろうと、想像するだけで嬉しくなった。文字通りスターの競演である。

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