ルールの王様
球の位置をマークするとき、球の真横にボールマーカーを置いたが、許される?
2005-12-05
問題
P君のパットは、ホールの近く30センチに寄りました。球を拾い上げようとしたところ、球の真後ろにボールマーカーを置いたのでは、ホールから約45センチのパットをする同伴競技者のQ君の妨げになりそうです。そこでP君は、「ここなら邪魔にならないでしょう」と、ボールマーカーで球の真横にマークしたのです。これは罰を受けますか。
解答:A
お勧めできることではないが、罰はない。
解答:B
2罰打を受ける。
解答:C
1罰打を受ける。


規則20-1「球の拾い上げとマーク」の注で、「拾い上げる球の位置は、ボールマーカー(小さなコインや同様の物を含む)を球の真後ろに置いてマークするべきである。ボールマーカーがほかのプレーヤーのプレー、またはスタンスやストロークの妨げとなるときは、クラブヘッドの長さ1つかそれ以上横に移すべきである」とあります。
ところが、裁定20-1/19には「球の位置をマークする際に、ボールマーカーを置く位置についての規定はない」とし、「ボールマーカーを球の前に置くことで規則1-2(球に影響を及ぼす行為)や規則16-1a(パットの線に触れること)の違反になるようなことをしてはならない」とあります。
しかし、「規定はない」は誤りでしょう。罰則こそ定められていませんが、規則20-1/注に勧奨とはいえ「ボールマーカーを球の真後ろに置いてマークすべきである」と明文の規則があり、これは裁定20-1/19の前段の説明とは明らかに矛盾しています。
したがって、お勧めできることではありませんが、ボールマーカーを球の真横に置いても罰はない、を正解としますが、プレーヤーは、すべからく球の真後ろにマークすべきだし、それができかねる場合は、ボールマーカーをずらすことで解決を図るべきです。
※このページの内容は、週刊パーゴルフ連載「ルールマスター塾」のバックナンバーから転載しています。
