ルールの王様
グリーン上で軽く素振りをしたところ、クラブヘッドが触れて、球を動かしてしまった……
2005-12-22
問題
グリーン上にあるP君の球は、ホールまで約12メートルもあります。慎重にラインを読んだP君は、方向と力加減をつかもうと軽く素振りをしたところ、誤ってパターのヘッドが球に触れ、球を30センチほど動かしてしまいました。
P君はどのようにプレーを進めればよいのでしょうか?
解答:A
ストロークしたわけでもないから、罰なしで動いた球をリプレースすればよい。
解答:B
ストロークして球を動かしたことで、1打とカウントし、あるがままの状態でプレーを進めることになる
解答:C
ストロークしたわけではないが、インプレーでは球を動かしたことで、1罰打を受ける。動いた球はリプレースしなければならない。


規則20-1「球の拾い上げとマーク」の注で、「拾い上げる球の位置は、ボールマーカー(小さなコインや同様の物を含む)を球の真後ろに置いてマークするべきである。ボールマーカーがほかのプレーヤーのプレー、またはスタンスやストロークの妨げとなるときは、クラブヘッドの長さ1つかそれ以上横に移すべきである」とあります。
ところが、裁定20-1/19には「球の位置をマークする際に、ボールマーカーを置く位置についての規定はない」とし、「ボールマーカーを球の前に置くことで規則1-2(球に影響を及ぼす行為)や規則16-1a(パットの線に触れること)の違反になるようなことをしてはならない」とあります。
しかし、「規定はない」は誤りでしょう。罰則こそ定められていませんが、規則20-1/注に勧奨とはいえ「ボールマーカーを球の真後ろに置いてマークすべきである」と明文の規則があり、これは裁定20-1/19の前段の説明とは明らかに矛盾しています。
したがって、お勧めできることではありませんが、ボールマーカーを球の真横に置いても罰はない、を正解としますが、プレーヤーは、すべからく球の真後ろにマークすべきだし、それができかねる場合は、ボールマーカーをずらすことで解決を図るべきです。
※このページの内容は、週刊パーゴルフ連載「ルールマスター塾」のバックナンバーから転載しています。
