ルールの王様
腕を下げ、スラックスのベルトの高さから球をドロップした。これは反則になる?
2006-03-20
問題
P君の第2打は、右にスライスしてカート道に止まりました。動かせない障害物からの救済を受ける際、P君は腕を下げて、スラックスのベルトの高さから球をドロップし、その球を打ちました。
これを見ていた同伴競技者のQ君は、
「ドロップは肩の高さからしなくてはならないはずだ」
と指摘しています。どうなりますか?
解答:A
1罰打を受け、そのストロークを取り消し、ドロップをやり直さなくてはならない。
解答:B
1罰打を受け、そのままプレーを続けなければならない。
解答:C
2罰打を受け、そのままプレーを続けなければならない。

かつては、ドロップの方法は、
「ホールに向かって直立し、球を肩越しにドロップする」
というものでしたが、今から12年前の1984年からは、これが大きく変わり、
「真っすぐに立ち、球を肩の高さに持って腕を伸ばしたままドロップ」
という方法になりました。
正しいドロップとは、
1.素直に真っすぐに立ち、
2.伸ばした腕を肩の高さで水平にして、
3.その肩の高さの位置から球を落とす、
4.球をドロップする際、指先で球に捻りを加えてはならない、
です(規則20-2a)。
これに照らしますと、P君のドロップは2と3の点で違反しています。
正しくない方法で球をドロップした場合、プレーヤーはその球をストロークする前に、同伴競技者にドロップをやり直すことを告げ、罰なしにその球を拾い上げ、正しい方法でドロップをやり直さなくてはなりません(規則20-6)。訂正しないで次のプレーに進みますと、1罰打を受け、そのままプレーを進めることになります。
P君は訂正せずに次のプレーに進みましたので、もはや訂正は許されず、1罰打を受けます(規則20-2a)。
※このページの内容は、週刊パーゴルフ連載「ルールマスター塾」のバックナンバーから転載しています。
