ルールの王様
急坂を上がる際、クラブを杖代わりにしたらシャフトが折れてしまった。クラブを取り替えられる?
2006-05-01
問題
P君は急坂を上がる際、クラブを杖代わりにしていたところ、シャフトが折れてしまいました。これは「通常のプレー中の損傷」として、ラウンド中にクラブの取り替えが許されるのでしょうか。
解答:A
通常のプレー中の損傷とは認められず、修理も取り替えもできない。
解答:B
通常のプレー中の損傷と認められ、ラウンド中に修理や取り替えが認められる。
解答:C
通常のプレー中の損傷と認められ、ラウンド中の修理は認められるが、取り替えは認められない。


昨年までは、「クラブを杖代わりに使ったことは、ストロークをすることとは関係ないので、そのような状況下で折れたクラブは、通常のプレー中に損傷したものとはいえない」という判断でした(旧裁定4-3/7)。
この旧裁定の「通常のプレー中」の概念は、ストロークや練習スイング(素振り)あるいは練習ストロークに直接関係する行為の過程が「通常のプレー中」というものでした。
ところが、今回の改訂では、前記のストロークや練習スイング(素振り)あるいは練習ストロークに加えて、「バッグへのクラブの出し入れ」「球の捜索や回収にクラブを使用すること」「プレーの待機中、球をティアップしたりホールから球を取り出す際にクラブに寄りかかること」「偶然にクラブを落とす」なども含まれることになりました(2006年改訂裁定4-3/1)。
さらに、「クラブを杖代わりに使うこと」は、クラブの使用として合理的な行為であって、このような事情で折れたクラブは「通常のプレー中の損傷」として認められることになったのです(2006年改訂裁定4-3/7)。
※このページの内容は、週刊パーゴルフ連載「ルールマスター塾」のバックナンバーから転載しています。
