ルールの王様
ティから見えていた球が、プレーの中断中に動かされていた。どのようにプレーを進めればよいのか?
2006-05-16
問題
P君のティショットは250ヤード先のフェアウエーの真ん中(X点)に止まりました。その直後、雷の接近で委員会指示によりプレーが中断しました。ティグラウンドからP君の同伴競技者たち全員が球の位置を確認したうえで、P君は球を拾い上げずにみんなと近くの小屋に避難しました。
やがてプレーが再開され、コースに戻ってみると、P君の球はプレー中断前に止まっていた地点より10ヤードも離れたところ(Y点)にあったのです。
P君はどのようにしてプレーを進めればよいのでしょうか。
解答:A
元の地点のX点を推定してそこに球をドロップしてプレーを進めなければならない。
解答:B
Aと同じだが、ドロップではなくてプレースしなければならない。
解答:C
動かされた地点のY点から、あるがままにプレーを進めなければならない。


プレー中断中に、プレーヤーの球が動かされた場合(風や水により動かされた場合を含む)、初めの球が動かされる前の元の個所に、球はプレースしなければならない(規則6-8d<3>)と定められています。
そして、球をプレースする個所を確定できない場合は、その個所を推定し、その推定個所に球をプレースしなければならないとし、規則20-3cの規定は適用しないと定められています(規則6-8dの注)。規則20-3cは、スルーザグリーンでは、プレースやリプレースする個所を確定できない場合、球があったと思われる個所にできるだけ近い所に、その球をドロップせよ、と定められているものです。
従って、P君の場合は推定個所にドロップではなくプレースしないといけないわけです(2006年改訂裁定6-8d/4)。
※このページの内容は、週刊パーゴルフ連載「ルールマスター塾」のバックナンバーから転載しています。
