ルールの王様
クラブを地面につけるとき、球の後ろの砂や芝草をクラブで強く押さえつけた。これはライの改善になる?
2006-08-24
問題
Q君はスルーザグリーンで球の後ろの砂(または芝草)の上にクラブヘッドを置き、クラブヘッドでその砂(または芝草)を強く押しつけました。
この行為は許されるでしょうか。次の中で正しいのはどれでしょう。
解答:A
クラブの後ろの砂や芝草を強く押さえつけることは許されている。
解答:B
球の後ろの砂や芝草にクラブをごく軽くつけることは許されているが、砂や芝草を強く押さえつけることは許されない。
解答:C
スルーザグリーンにある球ならば、アドレスの際、クラブでどんなに球の後ろの砂や芝草を強く押さえつけても構わない。


Q君の行為は本規則では許されていません。規則13-2の末尾を見てください。「クラブはごく軽く地面につけることはできるが、地面を押さえつけてはならない」と定められています。つまり、クラブヘッド自体の重みでごく軽くソールできるのであって、手の力でクラブヘッドを地面に強く押さえつけることは許されないのです。
しかし、この規則に反する行為がしばしば行われてきました。かつては日本の著名なトッププロがこの違反の常習犯として名指しされ、海外のゴルフ誌などで厳しく批判されたことをご記憶の人もいるでしょう。
前記の規則13-2の末尾の規定で十分のはずで、ことさら裁定を出すまでもないと思うのですが、推察するところ欧米でも近年、あまりにもこの違反が横行しているので、新しく裁定に登場したものと思われます(2006年改訂裁定13-2/12)。
※このページの内容は、週刊パーゴルフ連載「ルールマスター塾」のバックナンバーから転載しています。

