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ルールの王様
木の下に入った球を打つのに、クモの巣が邪魔である。このクモの巣を事前に取り去ってプレーしたい。許されるか?

2006-10-09

問題
 P君の球はラフ地帯の木の下に入りました。その球を打つには、木の枝にかかっているクモの巣が邪魔です。スタンスをとると、ちょうど顔のあたりにクモの巣がかかるので、P君は当惑しています。  毒グモの巣ではないようですが、P君はこのクモの巣を事前にクラブなどで取り払ってプレーしてもよいのでしょうか。
解答:A
罰なしで、プレーの妨げになるクモの巣を事前に取り払うことが許される。
解答:B
クモの巣を事前に取り払うことは許されず、あるがままの状態でプレーするほか手立てはない。
解答:C
クモの巣が顔にかかるのが嫌ならば、1罰打を受けて、アンプレヤブルの処置を取ってプレーを進めればよい。

解説
『広辞苑』をひも解きますと、クモはクモ網クモ目の節足動物の総称で、世界に何と約3万種もいて、わが国だけでも1000種ほど存在し、網、いわゆるクモの巣を作るものと作らないものとがあるといわれます。
 従来は、クモの巣はルースインペディメントかどうかはっきりしていませんでした。
 今回、ゴルフ規則の定義30に照らしますと、クモのような生物は虫と見なすことが妥当だという判断が下され、ルースインペディメントだとされました(定義30)。
 クモの巣も虫の放出物と考えられ、仮に巣がほかの物にくっついていてもそれはルースインペディメントとされます。クモの巣を取り払わないであるがままにプレーしてよいわけですが、顔にクモの巣がくっつくなんて嫌ですから、1罰打を受けて、アンプレヤブルの処置を取ってプレーを進めるのがよろしいでしょう(2006年新裁定23/5.5)。

答え

※このページの内容は、週刊パーゴルフ連載「ルールマスター塾」のバックナンバーから転載しています。

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