ルールの王様
裁定どおりにプレーを進めたが、その後に裁定が正しくなかったことが判明した場合、どのようにプレーを進めればよいか?
2006-10-24
問題
パー4ホールで、P君の球はホールから5メートルに2オンしていました。ファーストパットの際、アドレス後に球が動いたかもしれないと思ったP君は、マーカーであるQ君に確認したが分からず、競技委員に裁定を求めました。その時点で集め得た証拠を基に、委員はP君の球は動かなかったと判断し、P君に罰はなく、あるがままにプレーを進めるように指示し、P君は2パットでホールアウトし、スコアを4と申告しました。ところが、ホールアウト後、委員は本当はP君の球が動いていたことを示す証拠を得て、それをP君に伝えました。P君のこのホールのスコアは正しくはいくつになりますか。
解答:A
4
解答:B
5
解答:C
6


本当は、P君のアドレス後に球が動いていたので、P君は規則18-2bに基づいて1罰打を受け、球をリプレースしなければならなかったのです。ところが、P君はそうしなかったので、誤所からプレーしたことになり、2罰打を受けるはずです。しかし、P君は競技委員の裁定を受けて、あるがままにプレーしたので、P君は誤所からのプレーに対する2罰打を受けません。
委員の裁定を受ける前に、P君の球がアドレス後に動いていたので、規則18-2bによる1罰打を受け、P君は誤所からプレーした球で(誤所からのプレーの2罰打を受けることなく)プレーを続けてよいのです。
P君の報告が委員の判断を誤らせたわけではないので、このような結論となるのです(2006年新裁定34-3/7)。
※このページの内容は、週刊パーゴルフ連載「ルールマスター塾」のバックナンバーから転載しています。

