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第130回「粋と野暮」

2006-04-10


 ある雑誌の取材で漫画家の黒鉄ヒロシ先生とゴルフ談義をする機会に恵まれたとき、
「なんでゴルフをスコアであるとか、経済の道具としてとか、数字でしか換算できないのだろう。実に嘆かわしい」
 といった旨の発言をされたことが、今も非常に心に残っている。ゴルフが打数を競うスポーツである以上、スコアにこだわるのは当然であるし、プロスポーツとして成り立っている以上、それを職業として成立させる、もしくはそれを目指す者があってもおかしくはない。そもそもプロゴルフの世界において、その強さを表す価値基準は「賞金ランキング」であり、ゴルフを数字で表\すことになんの疑問も持っていなかった。

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第129回「レストランに慣れるまで」

2006-03-06


 ゴルフを始めたばかりの頃、クラブハウスのレストランの雰囲気に慣れるまでに、相当の時間がかかったものだ。場違いのようで、なんだかお尻が落ち着かない。周りのすべての人は自分よりゴルフが上手そうだし、いや絶対に上手いし、何より誰もが偉そうに見えた。そのような気後れが、どうにもボクをそわそわさせていたのだろう。
 そんな話をあるトーナメントプロにすると、「実はボクも……」といって、若き日の告白を始めるのだった。

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第128回「夢は叶えるもの、目標にすべきもの」

2006-02-13


 スーパールーキー、諸見里しのぶと話す機会に恵まれた。「去年、一番記憶に残っているのは?」という質問に戻ってきたのは、自分のゴルフのことではなくて、「ダンロップフェニックス!!」だった。昨年、宮崎まで観戦に行ったのだ。誰を? タイガーを。そして、その感想は、

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第127回「当たり前のことを当たり前に!」

2006-02-06


 このオフ、プロゴルファーの合宿というものに付き合った。プロスポーツ選手の合宿に付き合うなど、実に恐れ多いことである。野球やサッカー、相撲、プロレスリングなどの格闘技であれば、どんなに誘われても絶対に断った。にもかかわらず気軽(?)に誘いに応じてしまったのは、ゴルフをなめていたのだろうか?

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第126回「錬金術と拝金主義」

2006-01-23


 つくづく反省のない国民だと思う。株式市場は、いま活況だそうで、ミニバブルの様相を呈しているそうだ。それでもって新聞紙上を賑わしているライブドアの問題だけれども、過熱したマネーゲームが最終章に突入したということであろう。

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第125回「大寒波と大雪」

2006-01-16


 年が明けてからというもの、東京在住の編集者から、
「信州は大変なことになっていますね」
 といった挨拶が、原稿催促の用件の前に、必ずといってつくようになった。日本列島を襲っている大寒波の影響で、連日、信州の雪害のことがテレビで報道されているためだ。

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第124回 「景気回復とスローゴルフ」

2005-12-26


 景気がようやく回復してきたそうだ。いや、確かなことをいえば、景気が回復してきた兆しが見えてきたのだそうだ。確かに株価も上がってきたし、失業率も落ち着いてきたし、何より過去最高の利益を出している企業も多い(ほとんど利子を払わずに、最高益を記録している銀行には、正直腹を立てているが)。

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第123回 「人という財産」

2005-12-22

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 日本は資源の乏しい国。それは有史以来、変わらない現実だ。だからこそ、その財産は人であり、それが生み出す創意工夫と知恵、勤勉さが、世界の先進国と肩を並べる近代化を実現してきた。

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第122回「孔球」

2005-12-05


 ゴルフのことを漢字で表現すると、孔球というのだそうだ。ボールを孔に入れるので孔球。ベースボールが野球、テニスが庭球、サッカーが蹴球、バスケットが籠球、バレーボールが排球……さて、孔球と聞いて、みなさんはどのような感想を抱くだろうか?

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第121回「田舎ゴルフは一度やったらやめられない!」

2005-11-28


 ボクが都会生活を離れ、終の棲家を求めて信州に戻ってきたのは、今から11年前のこと。その2年ばかり前には、当時暮らしていた大都会の東京から、どうやって出て行こうかとばかり考えていた。

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第120回「大横綱の土俵入り」

2005-11-21

 オーラというのは、いったいなんだろうか? ふとそんなことを考えることがある。過日、“世界のスーパースター”タイガー・ウッズと、日本の女子ゴルフ、いやゴルフブームを牽引する宮里藍の夢の競演があった。
 親しいゴルフ誌記者によれば、
「とにかくオーラがすごかった」
 その現場を見たわけではないが、しかし思わず“なるほど”と思ってしまう。思わず“なるほど”と思わせるからこそ、それがスーパースターの証であり、スーパースターが醸し出す特有のオーラなのかとも思ってしまう。

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第119回「唯一無二の一打」

2005-11-07

 ゴルフ仲間のひとりに、ある山寺の和尚さんがいる。寺の坊主がゴルフなどというと、なんだか生臭坊主だとか、俗っぽいと思われるが、当人は一向に気にする様子がなく、
「ゴルフが似合わない職業といえば人権派弁護士に、正義感の強い刑事とか教員とか、あるいは寺の坊主といったところですかね」
 と、屈託がない。確かに寺の坊主とゴルフの組み合わせは、あまりマッチするものとは思えないが、
「私の場合、ゴルフを始めたのは大学生のとき。その後、寺の娘さんであった今の女房と結婚して出家したので、あとから坊主になったわけでして。その意味では坊主がゴルフをやっているんではありません。ゴルファーが坊主になったんです。ですから、あまり気にしないでください」
 と笑顔で、剃髪した坊主頭を何度も何度も下げるのだった。

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