今週の藍ちゃん<セーフウェイインターナショナルより>
2006-03-20

アリゾナなのに寒〜い!
取材・文/武川玲子
セーフウェイインターナショナルを39位で終えた藍ちゃん。アリゾナ州フェニックスを訪れたのは今回がやはり初めて。しかし意外なところに敵がいた。
沖縄育ちの藍ちゃんは、当然ながらめっぽう寒さに弱い。一方、アリゾナ州といえば年間300日は晴天に恵まれ、特に冬は快適な気温で全米からの避寒地として知られる場所。ところが、先週は季節はずれの“寒波”に見舞われ、最終日にはヒョウまで降り出す始末。砂漠気候は晴れた日でも朝晩の冷え込みが激しく、早朝のスタートでは寒さが大敵となった。
今年に入って南ア、オーストラリア、ハワイと暑いところの旅を続けてきた藍ちゃんは、すっかり気分は夏だったのだろうか、防寒対策を怠ってしまった。これもルーキーならではの経験かもしれない。
それでも最終日には、
「長袖のシャツに半袖を重ね着、レインウエアとカイロもポケットに入ってます」
と、しっかりカイロまで入手し、環境への順応性を見せていた。
さて、これで米ツアー4戦を戦った藍ちゃんだが、かなり英会話にも慣れてきた様子。小さな子供に英語で声を掛けられると、ちゃんと英語で応えるサービスぶりである。
その藍ちゃんのキャディは去年のメジャーからバックを担ぐ、“ミック”。実はミックはロンドン出身のイギリス人、すなわち“キングス・イングリッシュ”のスピーカーだ。ミックとはプレー中はもちろん、練習中にも藍ちゃんのパットのラインを前後から確認してもらい、二人の信頼関係は日に日に深まっている。ミックとの会話はもちろん藍ちゃん自身がこなし、時には冗談を言い合って大声で笑う姿も見られる。だからなのか、藍ちゃんはイギリス英語が得意だとか。
「イギリス英語の方がずっと分かりやすいんです」
という藍ちゃん。アメリカに来てアクセントの違いに戸惑うのはちょっと不思議な現象だ。
来週にはメジャー第一戦のクラフト・ナビスコ選手権を控えているが、今週はLAで過ごす2度目のオフ。
「パットの調子は上がってきました」
と、心強い言葉を残した藍ちゃんに期待しよう。


