今週の藍ちゃん<サイベースクラシックより>
2006-05-22

最終日のフィーリングを次につなげたい
取材・文/武川玲子
最終日に2バーディ・1ボギーの70と好スコアをマークした藍ちゃん、最終結果は16位タイと今季米ツアーでは3番目の成績で終えました。
今週のコース、ワイカギルCCは1898年に開場したアメリカでも最も古いコースの1つで、フェアウエーは狭くグリーンも小さくて傾斜があり、そしてラフも厳しい難コースでした。その上、天候にも恵まれず、コース入りした月曜日からずっと雨。練習ラウンドは水曜日のプロアマ戦だけという悪条件、その中で、尻上がりに良くなったプレーに自信を取り戻したようでした。
初日、2日目はショットがあまり良くなかったので、珍しくラウンド中にスイングチェックを行いました。
「ナビスコの時にお父さんに言われていたことを思い出して、3つポイントをチェックしました」
という藍ちゃん、その内容とは、
「アドレスでスタンスがオープンになってしまうこと。グリップをいっぱいに握る癖があるので余らせるようして、そして前傾し過ぎるので体を起こすことを気を付けました」
そして、最終日はドライバーも快調、ショートパットも自信を持って安定したプレーを見せた藍ちゃん。
「やっと最後にコースを攻略できた感じです。このフィーリングを次ぎにつなげたい」
と、心強い言葉も聞けました。
また、今週の大会は、さすがにNY郊外ということもあり、ウエスコチェスター地区には多くの日本人が暮らしているので、早朝のラウンドにたくさんのファンが藍ちゃんの応援に集まりました。プレーを終えた藍ちゃんには、サインを求める長蛇の列。その数100人近くはいたでしょうか。小さな子供にも一人一人丁寧に声を掛けていました。
今週は、藍ちゃんのお兄ちゃん、宮里聖志選手が日本で優勝争いを演じていました。残念ながら優勝を逃してしまったのですが、「期待はしていませんから(笑)」という藍ちゃんの言葉には、お兄ちゃんを想う気持ちが秘められていました。藍ちゃんが生まれた時に聖志お兄ちゃんは、街中に「妹ができた!」と触れ回ったんだとうれしそうに話す藍ちゃん。きっと今の藍ちゃんがこんなに輝いているのも、そんな宮里ファミリーの中で育ったからなのでしょう。
藍ちゃんは明日ロサンゼルスの自宅に戻って、試合は1週お休み、次なる戦いはニュージャージー州です。


