今週の藍ちゃん<マクドナルド全米女子プロ選手権より>
2006-06-12

惜しい! 1打足らずでプレーオフ入りならず
取材・文/武川玲子
2週連続で最終日、最終組で迎えた、今季メジャー2戦目のマクドナルド全米女子プロ選手権。藍ちゃんは4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの72のイーブンパー。通算7アンダーでわずかに1打及ばす、3位タイで終了しました。
「来週も最終日、最終組で回れるよう頑張ります」
と、先週の試合後に語ったその言葉通り、今週もショット、パットともに好調の藍ちゃんは、メジャーの難しい設定にもめげず素晴らしいプレーが続きました。
初日はノーボギー、2日目は雷雨で中断、3日目は27ホールのプレーと厳しい条件の中でついに首位のパット・ハーストと並び最終日へ。米ツアーで3回目の優勝争い、しかもメジャーです。でも、今日の藍ちゃんの表情は、これまでで一番落ち着いていました。いつものリズムでゆっくりスイング、そしてフェアウエーの真ん中を堂々と歩く姿は、この4カ月で身に付けた「自信」を物語っているようです。
3番パー3で1.2メートルを沈めてバーディが先行する良い流れ。でも、
「今日のプレーの中では一番悔やまれるショットかもしれません」
という7番パー3のティショットは、グリーン左に外して深いラフに埋もれてしまいました。そこからグリーンに乗せられず、このホールをダブルボギー。でもまだ首位とは2打差です。
そしていよいよ後半、「サンデーバックナイン」です。
11番パー5でボギー、13番パー4で4メートルを沈めて取り戻します。そして16番パー4で、2.5メートルを沈めて通算7アンダー。トップのパク・セリが18番でスコアを落とし8アンダー、ついに“1打差”に迫りました。
「今日は上がりの4ホールまでずっとボードを見ないようにしていました。でも17番でキャディのミックが“8”って(笑)」
結局この17番でティショットを右に外してボギー、2打差で最終ホールを迎えました。
イーグルを取ればプレーオフ、
「18番は狙いましたよ。入るわけないかって思ったけど(笑)。せめて気分だけでもね」
と、カップインを狙った第2打は4メートルのバーディチャンス。でも、これで藍ちゃんの優勝はなくなりました。
「今日は絶対オーバーパーだけはしたくなかった。だから18番のバーディはすごく大きいです。やることをやった18ホールです」
と、この18番のバーディパットを沈め、最後の最後まで諦めずに戦いました。
「でも1打・・・、悔しいですね」
きっと今ごろは、悔しさがこみ上げているかもしれませんね。それでもメジャーでも立派に戦えることを証明した藍ちゃん、優勝はもう、すぐ手の届くところにあります。


