今週の藍ちゃん<富士通レディースより>
2006-10-16

あわや予選落ちから優勝争いにまで浮上したけれど・・・
取材・文/武川玲子
米ツアーのサムスンワールド選手権の出場が叶わなかった藍ちゃんは、急遽、国内ツアーの富士通レディースに出場しました。先週のオフは沖縄でコーチのお父さんとじっくり調整をして万全の体勢で臨んだのですが、これがなかなかうまく行きません。初日の出遅れ、特にパッティングのグリップを修正したので、慣れるのに時間を要するのでしょうか、2日目も前半はスコアを崩し“あわや予選落ちか?”とまで心配されました。
しかし、2日目の9番で1.5メートルから3パットをした藍ちゃんは、ここから大きく流れを変えることに成功しました。
「だめだ、これゃ」と思った藍ちゃん、お父さんとの調整で、2センチほどグリップでの両手の間隔を詰めたというのを元に戻してみたのです。そうしたらなんとインに入ってからはまるで別人です。10番から4連続バーディを奪い、後半は“30”と自己ベストを記録。一気に2打差の3位タイに浮上して、最終日は見事な優勝争いを演じました。
最終日、一度は首位に立つのですが・・・。今回は全美貞(キム・ミジュン、韓国)に女神は微笑みました。藍ちゃんは残念ながら1打差の2位で大会を終えました。
それにしても、8月末に帰国した藍ちゃんはここまで4戦2勝、2位が2回とすべて優勝争いです。これはお見事としか言いようがありません。しかし、優勝争いをするということは、藍ちゃんのエネルギーも相当消耗しているはず。藍ちゃんは具合が悪くとも、ケガしても決して言い訳を口にしない選手だから、なかなかその実態が分からないのですが、きっと思った以上の疲れが溜まっているかもしれませんね。
さて、今週は少し髪型を変えていた藍ちゃん。ロングの黒髪に軟らかいウエーブがかかりました。アメリカ生活の悩みの1つが美容院が見つからないこと、日本ならではの“気分転換”を計ったようで女の子らしい一面を発見しました。
多忙な藍ちゃんには、ムリせずじっくりと試合に臨んで欲しいもの。今週のオフウイークで力を蓄え、来週も間違いなくファンの期待に応えてくれるでしょう。


