今週の藍ちゃん<ADT選手権より>
2006-11-20

惜しくも4位。でも今までの優勝争いの中では一番!
取材・文/武川玲子
今季最後の米ツアー“ADT選手権”に出場した藍ちゃん、今週はショット・パットともに絶好調。そして何よりも日本ツアーで“勝ったこと”で自信をつけて戻ってきた藍ちゃんは、より大きな成長を見せてくれました。
選ばれた32名だけが出場できたこの大会、「出場できるだけでうれしい」と言っていた藍ちゃんですが、初日、2日目と“単独首位”で突っ走りました。この2日間は本当にリラックスして目を輝かせながらプレーし、
「こんな気持ちの良いプレーは初めて。力まず程よい緊張感でやれば、ずっとこういうプレーができるんだと、とてもプラスになった2日間でした」
と、米ツアーで戦うための精神面で何かを掴んだようです。3日目はイーブンパーのプレーながら順当に勝ち進み、いよいよ最終日は最強8名での18ホールに挑みました。
しかし、最終日はこれまで決まっていたパットが入りません。ただでさえ難しいコース、そのうえ風も吹き、厳しいピンの位置で全員がスコアメイクに苦しみます。藍ちゃんのパットも、無情にもカップをかすめていきました。
それでも最後まで攻め続けた藍ちゃん、イーブンのスコアで迎えた15番パー5、残り234ヤードを3ウッドで2オンを狙いました。イーグルを取ればまだチャンスはあります。
しかし、この勝負を掛けたショットは、やや右にはずれて手前のブッシュの中、それでも3メートルのパットをねじ込んでパーをセーブ。結局、藍ちゃんは最終日1バーディ・1ボギーのイーブン、4位タイで大会を終了しました。
「これまでの優勝争いの中で、今回の精神状態が一番良かったと思います。今週の試合で今季の米ツアーの自己評価(85点)は、上がったとしても1、2点(笑)。でも来年はもうちょっとこっちのツアーで頑張りたい。尻上がりに良くなっているので、来季には繋がります」
と、最強メンバーの中で最後まで戦い抜いたことで手応えを感じ取ったようです。
米ツアー初優勝は来季までお預け、今季は賞金ランク22位で終えました。そして、藍ちゃんは強行軍で日本に帰国、すぐに宮崎入りをして、今度は日本ツアーの最終戦に臨みます。
「良いフィーリングで来ているので、来週は日本で優勝できるように頑張ります」
ときっぱり。いよいよ藍ちゃんにとって今季最後の戦い、さらなる期待ができそうです。


