今週の藍ちゃん<クラフトナビスコ選手権より>
2007-04-02

今大会初の60台をマークし、大きな自信
取材・文/武川玲子
今季メジャーの初戦、クラフトナビスコ選手権に挑んだ藍ちゃん、ショットは万全とはいえないスタートの中で、3日目についに爆発、開催コースのミッションヒルズCCでの自己ベストを記録。最終日は伸び悩んだものの通算3オーバーの15位タイのフィニッシュ、今大会の自己最高成績を出しました。
藍ちゃんは先週からショットの不調に悩んでいました。ハワイでパンチショットを繰り返して手首を少し痛め、オフの間に打ち込みを控えたのが原因かもしれないと語っていました。なかなか自分ではその原因が見つけられずに微調整を繰り返していたのですが、やはりコーチのお父さんが大きな救いとなりました。練習日から徹底的に調整をし、ショットは日を追うにつれて回復、藍ちゃんの表情も明るくなりました。
それでも最大の要因は、やはりメンタル面でした。初日に76を叩いて大きく出遅れてしまった藍ちゃんは、その夜から尊敬するアニカ・ソレンスタムを指導したピア・ニールソンの著書、『ビジョン54の哲学』という本を読み始めました。
「技術ばかりにとらわれすぎていたことに気づきました。スコアは支配できないけれど、気持ちは支配できる。決断したら迷わずに目標に向かって打つ。原点を思い出させてくれました」
と、藍ちゃんは力強く語ります。
今大会は3度目の挑戦、難コースになかなか好スコアを出せなかった藍ちゃんですが、初の60台をマークしたことで大きな自信を得たようです。
「去年までは優勝スコアがものすごく遠く感じたけれど、今年はそれが手の届くところにあると思えた。今の気持ちのままプレーすることができれば、優勝はそう遠くない。メジャーにも勝てる手応えを感じました」
初日の出遅れが残念でしたが、終わってみれば15位と立派な成績。でもそれ以上に藍ちゃんが今大会から得たものは大きかったようです。この経験が必ず次ぎの試合、そして今季のメジャーに生きてくるのでしょう。
次週はカリフォルニアの自宅でオフを送る藍ちゃん、次戦は昨年初めて優勝争いをした思い出のギンオープン、今年はどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。


