今週の藍ちゃん<コロナ選手権より>
2007-04-30

世界一のオチョアから多くを学ぶ
取材・文/武川玲子
オフ明けの藍ちゃんはメキシコで開催されたコロナ選手権に参戦しました。藍ちゃんにとって2度目となるメキシコですが、今回は昨年出場した大会とは別の開催地、モレリアという初めて訪れる街です。ここも標高1900メートルを超す高地、空気が薄くボールの飛びも2番手は違うし、少し走ると息が切れるというコースです。
オフを自宅のカリフォルニアで過ごした藍ちゃんは、長かった髪をばっさりと切り、ショートカットで気分も一新して初日のラウンドの望んだのですが・・・。
初日は2つダブルボギーが響いて3オーバーの76と出遅れてしまいました。ショットは好調なのですが、パットに苦しんでいたので、初日の後半はキャディのミックにラインを一緒に読んでもらい、やや復調しました。
そして、3日目はようやく4アンダーの69。最終日も同じく69とスコアを伸ばし、通算6アンダー、22位タイと順位を上げて終えたのはさすがです。
最終日の18番パー5では、第3打をピン80センチにつけてメキシコのファンから大歓声を浴びたのですが、このショートパットを外してバーディが取れずにもったいない終わり方をしてしまいました。
「もちろん入っていればもっとよかったのですが、この大会は尻上がりによくなってきたので満足です」
と、あくまでもポジティブ。この気持ちが次戦に繋がることを期待したいと思います。
ところで、藍ちゃんが予選ラウンドを一緒に回ったのは、“世界ランキング1位”の座についたばかりのロレーナ・オチョアでした。母国のメキシコ開催とあって多くのファンとメディアの注目を一身に浴びるロレーナ、藍ちゃんとも大の仲良しです。ツアー転戦中には一緒に食事に出かけることもあるし、何よりも藍ちゃんがロレーナの人柄をとても尊敬しています。
新女王の座についたオチョアですが、実は彼女もツアー入りしてすぐに優勝に手が届いたわけではありません。ツアー2年目にしてようやく勝利を手にしたのですから、藍ちゃんにも通じるところがあるはずです。母国の期待を一身に背負っているのも同じ境遇、オチョアとのラウンドはきっと藍ちゃんに何かを与えてくれた違いありません。
藍ちゃんは、しばらく3戦1休のスケジュールでツアーを転戦します。いよいよシーズンも本格的になり、次週はオクラホマ州で開催されるセム選手権です。


