今週の藍ちゃん<マクドナルド全米女子プロ選手権より>
2007-06-11

ショット、パットも好調だったのに……
取材・文/武川玲子
今季メジャー2戦目のマクドナルド全米女子プロ選手権に出場した藍ちゃん、今大会は昨年3位に入ったとても相性のよい大会だったのですが……。なんとまさかの予選落ちになりました。何も悪いところがなく、ショットは絶好調、パットもパーパットは入るのに、なぜだかバーディパットが入りませんでした。
ティショットはほぼ完璧、2日間でフェアウエーを外したのは3回、それもセミラフだったのだから藍ちゃんのショットはいつものように安定したものでした。ただ、セカンドの番手がなぜか今週は“ビットウィーン”。ようするに距離にピッタリ合うクラブを握ることができず、なかなかバーディチャンスになりませんでした。
やはり、不安を抱えてショットを放つとタイミングにズレが生じるようです。めずらしく藍ちゃんは、ラウンド中に何度もスイングチェックをしていました。その悪い流れを断ち切ることができず、2日目はセカンドの距離感こそ合ってきたものの、今度はパットが入りません。カップに何度も蹴られた藍ちゃんは苦笑いです。
それなら直接入れてしまえと、今週の初バーディはチップイン。2日目の16番パー4でエッジから打ったアプローチがラインに乗ってまっすぐカップに転がり込みました。ようやくバーディを決めた藍ちゃん、ボールを拾い上げると右手でガッツポーズです。
それでも結局藍ちゃんは予選通過に1打足らず、米ツアーのメンバーになって初のメジャー予選落ちとなってしまいました。
「自分では納得のしているパットなのに入らなかった。今週はそういう週かなと。先週よりもずっといい精神状態だったし、ショットのフィーリングもよかったからパットが1つでも入ってくれていれば流れが変わったと思います」
毅然と語る藍ちゃんでしたが、やはりどこか残念そう。それでも翌日には再びコースを訪れ、今週見つけた課題を再チェック。来週のオフにはしっかり練習を積んで再び試合に戻ってきます。
3週後にはメジャーの全米女子オープンを控えていますが、今年はコーチの優氏が早めに渡米、藍ちゃんはお父さんとしっかり調整をしてからメジャーに臨める体勢を作ります。こうして1つずつ前進、藍ちゃんは初優勝に向けてただいま奮闘中です。


