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今週の藍ちゃん<HSBC世界女子マッチプレーより>

2007-07-23


あと一歩で優勝を逃して悔し涙

取材・文/武川玲子

 2週のオフ明けで心身共にリフレッシュして臨んだHSBC世界女子マッチプレー、藍ちゃんは1回戦から快進撃を続け、ついに決勝まで駒を進めました。
 対戦相手は準決勝で優勝候補の金美賢を破った李宣和、さすがに手強かった。準決勝までの戦いは、藍ちゃんが終始マッチをリードしてきたのですが、決勝戦は序盤でミスを続けてしまい、3番4番の連続ボギーで2ダウン、藍ちゃんはここから必死で食い下がりますが・・・。

 インに入って11番パー4、李がボギーにして藍ちゃんは1つ取り戻したのですが、すぐに藍ちゃんがボギーとして再び2ダウン。14番で再び取り戻したけれど、17番パー3は李のドーミーホール、藍ちゃんは先に打った李の内側1.2メートルにつけてわずかな望みを繋ぎました。藍ちゃんは李のパットをじっと見つめていました。そのプレッシャーの中で打った李のパットは見事にカップイン。
「ずっと自分のパットのことだけを考えていたから、何が起こったか分からなかった」
 という藍ちゃんはバーディパットを打つことなく李に完敗。それでもこの大きな試合で準優勝、藍ちゃんにとって米ツアーの自己ベストです。
 土曜日曜は毎日36ホールという長い戦い、しかもマッチプレーだから神経を磨り減らした藍ちゃんは本当にぐったりでした。アメリカで放映をしていたCBSのインタビューを英語で応えた藍ちゃん、でも目にはしっかり涙が溜まっていました。インタビューを終えた藍ちゃんは緊張の糸が切れたのでしょうか、陰に隠れて一人で泣いていました。
「ここまで来たからには勝ちたい!」
 3日目を終えてそう語っていた藍ちゃん、最後までベストを尽くしましたが、それでも“優勝”に届かなかったことが誰よりも悔しいに違いありません。
「とにかく終わったぁ。でもこういうふうに話しているうちに悔しくなってきて・・・。でもすごくいい週だったし、優勝できるという手応えを感じました。悔やまれるのは4番の(1.5メートルの)パーパット、あれを入れていれば流れが変わっていたかもしれません」
 負けたとはいえ、米ツアー2位と自己ベストも更新。4日間を最後まで戦い抜いたことでさらにメンタルは磨かれたことでしょう。
 さて、藍ちゃんの戦いはまだまだ続きます。来週はフランスで開催されるエビアン・マスターズ、欧州でも藍ちゃんの活躍が期待できそうですね。

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