今週の藍ちゃん<サムスンワールド選手権より>
2007-10-15

成績には表れないが、確実にステップアップ!
取材・文/武川玲子
サムスンワールド選手権に出場した藍ちゃん、20名だけが出場できるエリート大会で昨年は惜しくも出場を逃しただけに、
「去年の“自分超え”が1つの目標だったので、これも今季の成果です」
と、とてもうれしそうでした。
不調が続いている藍ちゃんですが、それでも2日目には68という好スコアをマーク、「すごくうれしいラウンド」と目を輝かせました。
結果は18位と上位進出はできなかったけれど、今藍ちゃんにとって一番大切なことは“ショットのフィーリング”を取り戻すこと。この不調の原因はすべてメンタルだと考えていた藍ちゃんですが、実は今季は6月下旬から左膝の裏の筋肉を痛めていたことを告白しました。
「そのためスイングに無意識の中で微妙なズレが生じていたのかもしれない」
と自身を振り返ります。頑張り屋の藍ちゃんは、ケガをしている間に一言もそんな言い訳を口にしません。結局このケガは、当初考えていたよりもずっと長引いてしまい、完治するのに2カ月半もかかったそうです。その間、毎朝の日課としているランニングは中止、苦しい時期を一人で過ごしました。今では、そのケガもすっかりよくなったと笑顔で語ってくれました。
「小さなケガでも甘く見てはいけない」
と体の大事さも学んだようです。
今大会では3日目に悪夢に見舞われ、2番パー4で「10」という大叩き。これはローカルルールで定められていたOB区域を確認せずに打ってしまったのが原因でした。OBのボールを打ったことで2打罰も加わり、自己ワースト記録になってしまいましたが、
「OBもきちんと受け入れられる気持ちにならないと。でも同じミスは2度としないから、これもいい勉強になったと思います」
としっかりと立ち直っています。
藍ちゃんのショットは一進一退、それでも確実にステップアップしていると胸を張ります。米ツアーはいよいよ次週からアジアにその舞台を移します。藍ちゃんは2戦目のタイで開催されるホンダLPGAに出場するため、久しぶりに日本へ帰国します。
「いい形で日本に戻れるといいですね。ひさしぶりに同世代の選手と会うときっと刺激も受けると思います。」
日本のファンが藍ちゃんに会える日はもうすぐです。


