今週の藍ちゃん<ミズノクラシックより>
2007-11-05

不振のラウンドでもファンの声援に感謝
取材・文/武川玲子
今週は日米共同開催のミズノクラシック、久しぶりに日本での試合に参戦した藍ちゃんは、多くのファンに声援を受けて気持ちの温まる1週間になりました。
不振の続いているドライバーショットは復調できず、初日は77とスコアを崩し、大きく出遅れてしまいました。それでも2日目はパープレー、3日目はスコアは75と振るわず67位で終了したけれど、カリー・ウェブと同組のラウンドで楽しい一日を過ごすことができたようです。
今週もドライバーは難しいホールでは封印、3番ウッドでのティショットを駆使してよく戦い抜きました。藍ちゃんにとってベストじゃない状態で、日本のファンの前でのプレーは辛いことです。
「でも、純粋に応援してくれる人がたくさんいて、日本にいたときは毎週のことだったけれど、今回は応援が本当に励みになったし、大きかった。だからこれまで以上に頑張りたいと思いました」
今の“ありのままの姿”を日本のファンにみてもらいたいと覚悟を決めての参戦でした。
日本であんなに強かった藍ちゃんしか知らないファンにとっても辛い観戦だったかもしれません。でも藍ちゃんが今、自分との戦いに懸命に向き合っている姿は日本のファンを魅了したはず。もちろんプロのアスリートだから、“勝つ”ことには大きな意味があります。しかし、苦境のときにどうやって自分と戦っていくのか、藍ちゃんはそういう姿をさらけ出すことで、プロとしてのメッセージを送ったのかもしれません。
「自分に対する過度の期待から、無意識にフェードを打ちたいと思ったのかもしれない。それでスイングのバランスが崩れたり、色々なことが混じり合って気がついたらこうなっていた」
と苦しい胸中も語りました。
そんな藍ちゃんの姿をみて、テレビ解説の岡本綾子プロは、
「ゴルフを続けていればまだまだ辛いことはたくさんある。悩むことなんて何もない」
とエールを送ります。
日本のファンに懸命に笑顔で応えた藍ちゃん、必ずや本物の笑顔が戻ると信じています。
さて、今季の米ツアーも残り2週間です。藍ちゃんは次週のオフウィークを経て最終戦のADT選手権に出場します。あともう一踏ん張り、藍ちゃんの今季もあとわずかです。


