ゴルフ日本シリーズJTカップ(12月1〜4日 東京都・東京よみうりCC 6961ヤード パー70)
2005-12-05
これでお小遣いもアップです!
今野康晴が今季2勝目で獲得賞金1億円突破
(取材/文・井上兼行 写真・中野義昌)
2005年シーズンの最終戦となるゴルフ日本シリーズJTカップは、今季の優勝者、前週までの賞金ランキング25位以内など出場資格が限られている。その有資格者27人の戦いを制したのは今野康晴。サントリーオープンに続く今季2勝目で、優勝賞金3000万円を加えて自身ベストとなる賞金ランキング2位としてシーズンを終えた。この原動力となったのが最終日前の夜に交わした崇乃子夫人との会話だった。
「明日勝ったら1.2流にしてあげる。四捨五入して一流になれるわよ」
今野のプロゴルファーとしての位は、崇乃子さんが独自(?)に算出。これまでは1.5流だったが、勝てば1.2流にしてくれるという。これに対して今野の方も、
「ボクからもお願い。優勝したら、小遣いを4パーセントにしてちょうだい」
夫婦の規約(?)では、今野の小遣いは年間獲得賞金の3パーセント。夫人の反応は「ん〜考える」だったが、勝てば強く言えるというもの。一流プロになるためと、小遣いアップのために、何が何でも勝たなくてはいけなかった。
最終日、2位に1打差でスタートした今野は、序盤、ショット、パットとも安定しなかったが、
「7番から、素振りでイメージを出せて、そのままショットを打てた」
と、7、8、9番で連続バーディ。一時は5人が首位に並ぶ混戦から抜け出し、通算11アンダーで勝利を決めた。ウイニングパットを決めた後、グリーンサイドにいた夫人への第一声は、
「勝ったから、4パーセントにしてね」
今野の来季の目標は、海外の試合に一つでも多く出ること、賞金王争いに参戦できるようにすることなどだ。そのために、トレーナーと体つくりに励み、スイングの調整にも余念がない。今年は、日本代表としてワールドカップに出場して、\n「世界でも、そこそこやれるレベルにいることを確認できました」
と、手ごたえも感じている。その結果が、自身初となる獲得賞金1億円超え(1億1854万3753円)となったが、一番“手ごたえ”を感じたのは、家計を切り盛りしている崇乃子夫人かもしれない!?


