プレイヤーズ UP TO DATE:服部道子
2006-03-13

経験にものをいわせて難ホールを攻略
取材・文/吉永達生
写真/中野義昌
惜しくも1打差の2位で敗れた服部道子だが、“経験者”が成せる技を見せつけ、好調さをアピールした。
アンダーパーが出ればいいといわれる青島GCの中で、15番371ヤード・パー4は3日間平均4.6ストロークを越す、もっとも難しいホールである。右ドッグレッグで、フェアウエー右にある大きな池がプレッシャーとなる。
3日間でオーバーパーの選手が続出し、優勝した不動でさえ2オーバーにもかかわらず、服部は2アンダーと、得意ホールとしていた。
その秘密は、“岡本ルート”にあった。
同GCは93年から97年まで明治乳業カップツアーチャンピオンシップを開催していた。93年当時、岡本綾子が池の右にある11番ホールにティショットを打ち、右から攻めて約20ヤード距離を短縮させ、難ホールを攻略した。
「右からだとグリーン上でボールが止まる感じがして、いいイメージが出るんです」(服部)
当時の岡本のショットを知り、自身も使用していたルートを9年ぶりに蘇らせ優勝争いに絡んだ。
「右に打つなんて考えてもいませんでした。(最終日に)セカンド地点で服部さんがどこにいるのか探したぐらいですから」(不動)
と、当時の青島GCを知らない選手には、考えられないルートだった。
「右に打っていくにも、勇気とショットの正確性は必要ですよ」(不動)
岡本ルートどおりにボールが打てるのも、好調の証であった。
「前半崩れたけど、後半巻き返せたのは、今後の自信になります」(服部)
今季から男子プロの小達敏昭をコーチとし、使用クラブも一新している。難しいサンデーバックナインで、ベストスコアを出した新生・服部の今後の活躍から目が離せない。


