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スティーブン・エームズが2位に6打差をつけて圧勝<ザ・プレーヤーズ選手権>

2006-03-27

USPGAツアー・ザ・プレーヤーズ選手権<3月23〜26日・米国フロリダ州・TPC・アット・ソーグラス・スタジアムC 7093ヤード パー72>

取材・文/武川玲子

 スティーブン・エームズの圧勝だった。
 強風が吹き荒れる3日目に首位に立ったエームズは、最終日も風とグリーンの難しいコンディションの中、2位に1打差でスタート。追うセルジオ・ガルシア、ビジェイ・シンが序盤でスコアを崩して行くのを尻目に、エームズは安定したプレーでスコアを伸ばしていく。レティーフ・グーセン、アーニー・エルスが追い上げるものの、一度も首位を明け渡すことなく67のベストスコアをマークし、2位のグーセンに6打差をつけて逃げ切った。

 エームズはこの勝利で再来週のマスターズの出場資格も獲得。
“プレーヤーズ選手権を制した者はマスターズに勝てず”というジンクスに挑戦することになった。
 だが、エームズの胸中は複雑である。実はエームズの奥さん、ジョディは昨年肺ガンと診断され、7月には手術を受けていた。昨年はランク83位とシードは確保したものの、今年のマスターズの出場資格はなかったため、来週から2週間はふたりの子供達と休暇を過ごす予定だったのだ。幸いにも奥さんの術後の経過は良好だが、\n「今の僕にとっては家族が一番大事、ともかくマスターズは予定していなかったから、これから考える」\n と、まだ結論はだしていない。
 そして、同じく家族の問題に直面したのはタイガー・ウッズだった。
 ウッズの父、アールも98年に前立腺ガンと診断され自宅療養が続いている。練習日に父の容態が悪化したのを聞くと、ウッズはカリフォルニアの自宅まで自家用ジェットを飛ばした。試合前日の深夜にコースに戻ったウッズは、今大会、ショット、パットともに冴えが見られず22位タイに甘んじた。
「マスターズまでに父に何かが起これば、どうなるか分からない」
 と、ウッズはいう。
 ウッズは、2月のWGCアクセンチュアマッチプレーでエームズと対戦し、ウッズがエームズを9&8の大会記録で下しているが、
「それがゴルフというものだ」(ウッズ)
 と、今週のエームズのプレーには脱帽。エームズもウッズも揃ってマスターズに出場できることを祈りたい。

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