プレイヤーズ UP TO DATE:ジャンボ、藤田、谷、上田
2006-04-17

“ベテラン、中堅、復活組、フレッシュ”今シーズンは大混戦の予感
取材・文/井上兼行
写真/鈴木 祥
昨年は、民事再生法の申請、プロ入り初の賞金シード落ちなど、公私ともドン底を味わったジャンボ尾崎が、装いも新たに37年目のシーズンイン。ボールをキャスコ、クラブをGMA、所属もIT関連企業のマックス・インターナショナルと契約。59歳の再出発は、復活への手応えを感じさせるものだった。\n「(開幕戦は)クラブ、スイング、(痛めていた足で)歩けるかどうかのチェックだ。プロアマ戦を含めて5ラウンドを無事にやれた。苦しかったけど……、ん〜、『苦しい苦しい』とばかりもいっていられないな(笑)。今大会は、オフにやった練習の成果は出た。ドライバーもいいショットが多かったしな。的は絞れてきているよ」(ジャンボ尾崎)
と、トータル15アンダーで15位タイという結果でも、ゴルフの内容には納得の表情だった。\n また、4位タイでフィニッシュした藤田寛之も、昨年の悔しい思いを晴らすためにシーズンインした。
「昨年は前半戦こそ(マンシングウェアオープンKSBカップ優勝など)成績がよかったですが、後半戦はケガもあって思うような成績が残せませんでした。明暗あるシーズンでしたね。今オフは、スイングのマイナーチェンジに取りかかりましたし、結果はもちろんですが、プロとして内容がともなった納得のシーズンを過ごしたいです。横綱になる器じゃないですが(笑)、大関にはなりたい」(藤田寛之)
また、今大会はフレッシュな顔ぶれも注目を集めた。2、3日目に首位に立ち、自身初となる最終日、最終組で戦った谷昭範は、昨年のチャレンジツアー賞金ランキング4位の資格で今シーズンの出場権を獲得した31歳。
「小学生のころは囲碁のプロを目指していましたが、体をもっと動かしたくて、姉がやっていたゴルフをはじめました(姉の美稀子は女子プロ)。スイングは物理ですからパーフェクト(答え)は一つ。囲碁で養った突き詰める精神で常に考えています」(谷昭範)
少年時代を台湾で過ごしたり、プレー中は「ヨッシャー!」、イメージと違う球を打ったときは「ごめんなさい!」と発するなど、個性的(?)な選手だ。
また、最終日に66で優勝争いを演じた上田諭尉は、02年シーズンにシード選手として活躍後不振に陥り、クオリファイングトーナメント40位の成績で、今季復活を目指す。
「40位ですから、開幕戦に出場できるかどうか微妙な位置でしたが、欠場者が出たことで、初日の朝7時に出場が決まりました。今回は、このチャンスを生かせることができたし、勉強にもなりました。やっぱり優勝争いをしたときにいかに平常心でいられるか。ここ数年で、精神的にも技術的にも成長したと思うし、とにかくシードに入れるように頑張りたいです(上田諭尉)
ベテラン、中堅、ニューフェイス、復活……。選手の思いはそれぞれだが、今シーズンは新旧入れ交じっての大混戦になりそうな予感だ。\n 写真は左から、尾崎将司、藤田寛之、谷昭範、上田諭尉。


