ブレット・ウェターリックが逆転でツアー初勝利<EDSバイロンネルソン選手権>
2006-05-15
USPGAツアー・EDSバイロンネルソン選手権<5月11〜15日 米国テキサス州・TPC・アット・フォーシーズンスリゾートラスコリナスホストC 7022ヤード パー70、コットンウッドバレーGC 6947ヤード パー70>
取材・文/武川玲子
1打差の3位でスタートしたブレット・ウェターリック(米)が、最終日68とスコアを2つ伸ばし、通算12アンダーで逆転、ツアー初勝利を挙げた。これで今季のツアー初勝利は5人目となった。
18番でウイニングパットを沈めたウェターリックは拳を握りしめ高らかに天を仰いだ。
それは3年前に交通事故で亡くした兄に捧げる勝利でもあった。
「ここに兄がいないことが残念でならない。でもきっと空から笑ってみていてくれるはず」
とウェターリック。キャディバックには兄・マークを思う“MTW”の文字が刻まれていた。
1打差の2位には、先週のワコビア選手権でジム・フューリックとのプレーオフに破れたトレバー・イメルマン(南ア)が入り、2週連続の2位。ウェターリック1打リードで迎えた最終18番、勝負を掛けたイメルマンのティーショットは今年新しく作られた池に吸い込まれ万事休す。
「僕は今、人生最高のゴルフをしているのに。でもまだ26歳。これから多くの試合が残されている」
と、ツアー初優勝への夢を諦めない。
ウェターリックは賞金111.6万ドル(約1億3千万円)を手にしたが、この金額は、これまでの80試合で稼いだ賞金にほぼ匹敵する。まさにアメリカンドリームが現実となった一日だった。
そして今大会の02年の覇者でもある丸山茂樹に久しぶりに笑顔が戻った。最終日は18位からのスタートだったが、上がりの6ホールで4つのバーディを奪って66の好スコア。ルーク・ドナルドと並んで6位タイは、丸山にとって今季初のベスト10入り。
マスターズ明けから3週休んでリフレッシュした丸山は、先週のワコビア選手権でも復調、
そして今週は、ショットもパットも冴えが戻った。寒さに弱い丸山にとって暑いテキサスはまさに天国。最終日は17番で3メートルのパーパットを沈めるとガッツポーズ、そして18番ではカラーからの7メートルを沈めてさらに大きなガッツポーズが出た。
「久しぶりに良い集中力だった。ガッツポーズが出るのは気分が乗っているという証拠。ダラスは好きな場所、天気が良ければこっちのもの」(丸山)
来週も同じテキサスでの試合、スロースタートとなった今季の丸山の活躍が多いに期待できそうだ。


