プレイヤーズ UP TO DATE:鈴木亨<三菱ダイヤモンドカップより>
2006-05-29

カッコイイ40代を目指し、ただいま改造中です
取材・文/井上兼行
写真/鈴木 祥
3日目を終わって首位に立った鈴木亨の目は、うれしそうでもあり、少し寂しそうにも見えた。それもそのはず、大会3日目は鈴木にとって、ある別れの日となったからだ。1966年5月28日生まれ、大会最終日に40歳の誕生日を迎える。ということは、3日目は30代最後の日!
「20代から30代になるときは、大人になるような感じがしたけど、30代から40代になるときは、すごく年を取るような気がして……」
と語る鈴木だが、実は“カッコイイ40代”を迎えるために準備をしている。
「3年計画で、体を若返らそうとしているんです。今の課題は体の柔軟性をつけること。今の日本ナンバーワンの(片山)晋呉や、世界ナンバーワンのタイガー・ウッズのように体を使いたくてね。それに……」
もちろん、勝つための計画だが、もう一つ大きな理由がある。
「カッコよくなりたいんです(笑)。やっぱり、プロである以上は見栄えも大切。筋肉質で、すらっとしていたらかっこいいじゃないですか。それで、颯爽とフェアウエーを歩いていれば、ファンにもアピールできると思うんですよ。中年ダンディプロゴルファー! いいじゃないですか」
最終日は、流れに乗り切れず2打差の2位タイになったが、
「精神的にも、絶対あきらめない姿勢でプレーすればカッコイイと思う。そういう気持ちがイーグル(17番、パー5をチップイン)にもつながったしね。それに、40歳最初のプレーをバーディスタートで飾れた。いい40代の暗示かな? でも、課題もいっぱい見つかったけど、日ごろからすべてにあきらめずにやりたいです。40代で頂点を極めますよぉ」
これまでツアー通算7勝だが、ここ数年は1年おきに優勝している。この方程式を当てはめると今年は“優勝する年”だが、
「こんな選手はあまりいないでしょうね。でも、頑張っていきますよ」
最近「大人のゴルフができるようになった」という鈴木。40代初の優勝は、そう遠くはないはずだ。


