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横尾要が3年6カ月ぶりのツアー通算5勝目を挙げる<三菱ダイヤモンドカップ>

2006-05-29


日本男子ツアー・三菱ダイヤモンドカップ<5月25〜28日・埼玉県・狭山GC  7118ヤード パー72>

取材・文/井上兼行
写真/鈴木 祥

「優勝はダメっすよ。明日は雨ですよね。ハッキリいって雨の中のプレーが嫌いなんです。過去、いい成績を出した思い出もあまりないっんすよ」
 3日目、首位に1打差の4アンダーでホールアウトした横尾要は、独特の口調で最終日について語った。天気予報は大当たり、前夜からの雨は勢いを増し、トップの組がスタートする8時には、傘をさしても意味がないほどの豪雨となった。そこで、コースコンディション悪化により、大会運営側は2時間遅れの対応を決断した。横尾、同じく2位タイの片山晋呉、トップの鈴木亨の最終組は12時スタートへ変更。そのころには、ときおり薄日が差すほど天候は回復していた。\n「雨なしのラウンドはラッキーでした。いろんな意味で、今日はボクに運があったんですかね」
 1番(550ヤード、パー5)で、いきなりティショットを左の林へ。だが、フェアウエーに出した後の3打目をピン下2メートルへ。これを決めてバーディスタート。続く2番も10メートルのバーディパットが決まる。

「正直いって、ゴルフの内容はめちゃくちゃです。晋呉のプレーを見ていて、さすが賞金王だなぁって、すごく差があることを痛感しました。今回の優勝は、アプローチとパターのおかげ。2番のバーディパットだって『あっ、入っちゃった!』って感じ。いや〜、久しぶりの優勝ですけど、優勝する、しないは本当にパットが入るか入らないかですね。だって、晋呉はすごいショットをしているのに、パットは全然入ってなかったもの」
 フロント9のパット数は8パット。ここまで好調な理由を
「ストロークうんぬんではなく、自信を持ってやれているかどうかってこと」
 と自己分析する。そのパットで、前半4つ、後半1つのバーディを取り、「このパットは大きかった」と、勝負どころの16番(195ヤード、パー3)で4メートルのパーパットを決め、9アンダーで02年のダンロップフェニックス以来の3年6カ月ぶりとなるツアー5勝目を挙げた。
「うれしいはずなんだけど、実感がないんです。勝てない時期が長すぎたからかなぁ、ん〜分からないっす。正直もうこのまま勝てないのかなって思った時期もあったから……。でも、一番は娘(3歳)の前で勝てたこと。これでどんな仕事をしているか伝えられたかな? これまで、ほとんどテレビに出ていなかったですから(笑)」
 日本プロゴルフ選手権からミズノオープンまでの賞金は、全英オープン予選ランキングに加算される。同ランキング上位2名は、全英オープンの出場権を得られる。今回の優勝で横尾は2位に、\n「行ってみたいっすねぇ」
 米ツアーで戦った経験を持つ33歳。3年6カ月の空白を経て、再び“勝つ選手”に生まれ変わりそうだ。

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