ビジェイ・シンが今季初勝利。全米オープンに向け自信満々!<バークレイズクラシック>
2006-06-12
USPGAツアー・バークレイズクラシック<6月8〜11日 米国ニューヨーク州・ウエストチェスターCC 6987ヤード パー71>
取材・文/武川玲子
首位と1打差からスタートしたビジェイ・シンが、3バーディ、ノーボギーの68とスコアを3つ伸ばし、アダム・スコット、ビリー・アンドレアらを抑え、通算10アンダーで逆転、今季初勝利を挙げた。これでツアー通算29勝目、来週のメジャー、全米オープンを目前に大きな弾みを付けた。
最終日は、強風が吹く厳しいコンディションとなり、シンはパーを積み重ねる我慢のゴルフ。
前半、5番パー5で2オン2パットのバーディを奪い、インに入っても黙々とパーを積み重ねる。そして、終盤16番パー3で7メートルのバーディパットをねじ込み、ダブルボギーのアダム・スコットを尻目にスコアを伸ばした。最終18番もバーディとしたシンに対し、アダム・スコットは17番でバーディ、18番でイーグルを奪うものの届かず、シンが逆転優勝を決めた。
シンは、昨年7月のビューイックオープンの勝利を最後に21試合も優勝なし。タイガー・ウッズをワールドランキングで制し「世界一」に輝いていたのも過去のことに・・・。今では「ウッズ・ミケルソンの2強時代」と言われるほど。\n しかし、シンにとって今大会は、93年、95年に優勝を飾っている相性の良い試合だ。
「僕は勝てないでいることには何の不安もなかった。ただ自分の思うプレーができないことにはとても不安があった。だから勝てないことへのプレッシャーなどまったくなかった。そして今週は忍耐強くプレーできた。この勝利は僕に大きな自信を与えてくれた。だから来週、もし僕の名前がボードに上がったら“僕は復活した、気を付けろ”って言いたいね」
と、全米オープンに向けて自信満々のコメント。
また、シンは今週火曜日に新しい3番ウッドを入手、
「この3番ウッドがすごく良い。真っすぐに良く飛んで、少しのミスも大きくならない。これが大いに勝利に役立ったし、全米オープンでも大きな武器になるだろう」
という。
その全米オープン優勝候補の一人、フィル・ミケルソンは、最終日5バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの72とスコアを1つ落とし、通算1アンダーの18位タイで終了。ミケルソ\ンは、昨年の全米プロ選手権に今季のマスターズと目下メジャー2連勝中で、
「今は全米オープンに向けて100パーセント集中している。でも僕のゲームが最高になるかは、木曜が来なければ分からない。ドライバー? 2本入れるかは天候次第。全米オープンコース用のドライバーは作ってある」
と、こちらも新兵器を持って全米オープンに臨むかもしれない。
そして、日本人選手の今田竜二が、最終日1イーグル、2バーディ、1ボギーの68の好スコアで通算2アンダー15位タイ。また、今大会2日目には首位に躍り出た丸山大輔は、決勝ラウンドでスコアを崩し通算9オーバー、66位タイで大会を終えた。


