ベン・カーティスが6日間の長い戦いを制し今季初優勝!<ブーズアレンクラシック>
2006-06-28
USPGAツアー・ブーズアレンクラシック<6月22〜27日 米国メリーランド州・TPCエーブネル 7005ヤード パー71>
取材・文/武川玲子
悪天候に見舞われた今大会は26年ぶりに火曜日の朝まで持ち越され、ベン・カーティスが初日からの首位を守り、通算20アンダーで今季初優勝。2003年の全英オープンに次ぐツアー2勝目を挙げ、6日間に渡る長い戦いに終止符を打った。
決勝ラウンドに入って雷雨に見舞われ、日曜日の第4ラウンドは、激しく降り続く雨のため午後1時にようやくスタート。しかし、午後6時24分に再び雷雨となり中止、そのまま月曜の早朝に戦いは持ち越された。だが、天候だけはどうにもならない。夜からの雷雨は翌朝になっても止むことはなく、月曜の午後に再開されたプレーも中断。6人がプレーを終えることができず、火曜日の朝まで大会は持ち越された。
カーティスは2位に7打差をつけていた17番グリーンで中断となり、ほぼ勝利を手中に収めていたが、まだ試合は終わっていない。火曜日の朝、カーティスは17番の8メートルのパーパットから再開し、このホールをボギー。そして最終18番もボギーとしたものの、第4ラウンドを5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの70とスコアを1つ伸ばし、通算20アンダーでようやく優勝を手に入れた。最後のパットを沈めたカーティスは力強く拳を握りしめてのガッツポーズ、長い戦いを終えた安堵の表情を浮かべた。\n「ついに試合を終えることができてほんとうに良かった。この勝利は3年間も待っていたもの。そしてやっと勝つことができた」
3年間メジャーチャンピオンとして、1度も勝てなかった汚名を返上したカーティス、
「これでライダーカップに選ばれるチャンスもある」
と、メンバー選出までの残り2カ月に大きな夢を懸ける。
一方、最終日のプレーを4ホール残していた丸山茂樹は、月曜日に無事プレーを終了。第4ラウンドは70とスコアを1つ伸ばして通算10アンダーの13位タイでフィニッシュ。賞金約8万5千ドルを加え、賞金ランクも85位にアップ、復調への期待がかかる。
ところで、PGAツアーでは『72ホールを持って1試合とする』という強いポリシーがある。そのためには多くの努力がなされていて、今大会でも予報から悪天候を想定し、決勝ラウンドは予\定を大幅に繰り上げて午前7時、2ティ・3サムでのスタートとされていた。何度も中断を繰り返しても選手達は一日中コースで待たされ、わずかな隙間でもプレーは再開される。よほどのことがない限り54ホールへの短縮はしないので、今回、2日間も余計に要してしまった。それでも、72ホールの優勝を手にしたカーティスには、大きな意味のあるものに違いない。


