葉偉志(台湾)が3年ぶりのツアー2勝目!<セガサミーカップ>
2006-07-24

日本男子ツアー・セガサミーカップ<7月20〜23日・北海道・ザ・ノースカントリーGC 7127ヤード パー72>
取材・文/稲垣典子
写真/鈴木健夫
3日目に単独首位に躍り出た葉偉志が、その勢いをキープしたまま2位の星野英正に4打差をつけて、通算12アンダーでツアー2勝目を挙げた。
「今週は特にドライバーの調子がいいんです」
という葉だが、好調なのはドライバーだけではない。
最終日、最初のバーディを奪った3番574ヤード・パー5。スプーンで2オンを狙ったものの、打球はグリーンに届かず右のラフへ。グリーンまで約50ヤードのラフからのアプローチをピン横80センチにぴたりと寄せてバーディ。13番540ヤード・パー5でも果敢に2オンを狙うが、セカンドショットはグリーン手前の池へ。そのピンチも、やはり第4打目のアプローチをぴたりとピン横に寄せてパーセーブ。アプローチのうまさが光った。
そして、続く上がりの3ホール。アイランドグリーンの16番196ヤード・パー3では、8番アイアンでピン横4メートル。17番392ヤード・パー4は、残り130ヤードを9番アイアンでやはりピン手前4メートルにつけて、いずれもバーディ。最終18番560ヤード・パー5でも、
「ボクはいつでもチャレンジすることが大好きだから」
と、残り231ヤードを4番アイアンで狙い、手前のカラーまで楽々ボールを運んでバーディ。3連続バーディで2位以下を大きく突き放して優勝を決めた。
最終日、6バーディ・ノーボギーの66という今大会ベストスコアをマークした葉。その完璧な内容でつかんだツアー2度目の栄冠は、2003年のANAオープンと同じ北海道での大会だ。寒冷地特有の洋芝は、2000年から3年間戦った欧州ツアーと似ている。吹き付ける強風も、母国・台湾に似ていて気にならなかったという。
また、今年から北海道で開催される“夏の3戦”に3連勝すると、1000万円のボーナスが出る“ゴルフ北海道スイング”は、このセガサミーカップからスタート。さらにこの大会は、今年から『連覇ボーナス』を導入することが発表された。本年度のチャンピオンが来年、連覇を達成すれば2000万円のボーナスが贈られるという。その権利を得た葉は、
「それは、いいですね。頑張りましょう!」
と、本気で狙う。今大会のドライビングディスタンス賞に輝く豪快なショットを生み出すしなやかな筋肉は、3年前から専属トレーナーをつけて行なってきたトレーニングとストレッチの賜物。そして正確なアプローチとパター、北海道との相性の良さが加われば、その可能は十分にある。


