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コーリー・ペイビンが10年ぶりの優勝!<USバンク選手権inミルウォーキー>

2006-07-31

USPGAツアー・USバンク選手権inミルウォーキー<7月27〜30日 米国ウィスコンシン州・ブラウンディアパークGC 6759ヤード パー70>

取材・文/武川玲子

 コーリー・ペイビン(46歳)が初日から首位を譲らず完全優勝、96年のコロニアル以来の実に10年2カ月ぶりの優勝となった。ツアー通算15勝目となる勝利に“まるで夢が叶ったよう”と喜びもひとしおだった。
 初日から首位をキープし続けたペイビンは、2打差リードの単独首位で最終日を迎えた。ペイビンを追いかけるのは、地元ウイスコンシン州出身のジェリー・ケリー。ペイビンが5番でバーディを奪うと、ケリーも6番でバーディ、このまま熾烈な戦いが続くと予想された。だが、8番パー4、残り175ヤードから6番アイアンで打ったペイビンのセカンドショットが、ピンの手前で1バウンスするとそのままカップイン。このイーグルで一気に4打差とケリーを突き放した。

 後半に入り、ケリーが2つバーディを奪って追い上げるが、ペイビンはここからすべてパーオンをしてパーを守るプレー。18番パー5でタップインパーを決め、最終日は1イーグル・1バーディの67、2打差を守りペイビンが逃げ切った。
 ペイビンの今大会の平均飛距離は263.6ヤードと、予選通過を果たした81選手の中では最下位。今季の平均飛距離は264.4ヤードでランク194位とまさに飛ばない選手だ。
 しかし、初日の前半9ホールは26とツアー記録を達成。36ホールの125はタイガー・ウッズ(00年・NEC招待)らの記録と並ぶなど、まさに記録ずくめ。ペイビンはトレードマークのフェードボールでコースを攻略し、アプローチではピタリとピンに寄せて40ホール目まではボギーなし、「どこからでもパット入った」と言う。
 95年の全米オープン覇者でもあるペイビン、
「この優勝はもちろん全米オープンとは比べられないが、それでも初めてツアー優勝をしたヒューストン(84年)と同じくらい、いやそれ以上にうれしいかもしれない。10年間の旅は自分の人生のすべて。一度も諦めたことはないし、ゴルフがもっとうまくなるようにずっと努力を続けていた。その結果の優勝、これほどうれしいものはない」
 コースの距離が伸び、“飛ばし屋有利”の昨今のPGAツアー、ペイビンの優勝は飛ばない選手たちに大きな夢を与えるに違いない。

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