3人でのプレーオフを制し、谷口徹が今季初優勝!<ザ・ゴルフトーナメント in 御前崎2006>
2006-07-31

日本男子ツアー・ザ・ゴルフトーナメント in 御前崎2006<7月27〜30日・静岡県・静岡C浜岡C&H 6922ヤード パー71>
取材・文/井上兼行
写真/鈴木健夫
「今季は勝ちゲームをものにできていなかったけど、ようやく勝つことができました」
近藤智弘、S・K・ホと3人のプレーオフを3ホール目で制し、今季初優勝を飾った谷口徹。昨年のカシオワールドオープン以来のツアー通算11勝目だ。
今季未勝利の谷口だったが、トップテン入り9試合で賞金ランキング14位につけていたことからも調子はよかった。しかし、あと一歩のところで勝ち星を逃していた。
「悔しかったのが、日本プロゴルフ選手権とUBS日本ゴルフツアー選手権宍戸カップ(9位タイ)」
日本プロでは、単独1位で最終日をスタートしたもののスコアを伸ばせず3位タイ、日本ゴルフツアー選手権でも3位タイスタートが9位タイフィニッシュ。調子はいいのだが、何かが足りない。その何かをやっと見つけた。
「子どもができて、ホッとしたというか、オンとオフの切り替えがうまくできなくなっていたんでしょうね。それが、プレーにも出てしまった。これまでは、自分のゴルフのことだけを考えていればよかったけど、家族を持つと変わりますよね」
昨年秋に生まれた愛娘の奈々子ちゃんを、まさに目に入れても痛くないほどかわいがっている谷口。周囲からは子どもができてから「やさしくなった」、「丸くなった」という声も聞こえていた。
「結婚して、子どもが生まれて、ゴルフ以上に大切なものができたけど、ゴルフ場にいるときと家にいるときは180度気持ちを変えないとね。今週はその気持ちを持ってプレーできました」
一時はホに4打差をつけられたが、「あきらめずにこらえて」勝利を手にした表情は、優勝の喜びに加えて、今までののどのつかえが取れたように晴れやかだった。今回の優勝で、賞金ランキングも4位タイに浮上。現在1位の片山晋呉との差は約900万円。
「早い段階で1勝しないと、賞金王のチャンスは小さくなると思っていたから、この勝利はすごく大きいですよ。賞金王、ぜひ取れるように頑張りたい」
2002年以来の賞金王に向けて、谷口が動き出した。




