ディーン・ウイルソンが初優勝! 大健闘の丸山大輔が3位タイ<ジ・インターナショナル>
2006-08-14
USPGAツアー・ジ・インターナショナル<8月10〜13日 米国コロラド州・キャッスルパインズGC 7619ヤード パー72>
取材・文/武川玲子
丸山大輔が最終日8バーディ・3ボギーと、この日のペストスコアをマーク、13ポイントを獲得し、通算+32で3位タイと大健闘。わずかに2ポイント足らずプレーオフに食い込むことはできなかったが、3位タイは今季自己ベスト。賞金31万9000ドルを加え84万4346ドル、これで賞金ランクも前週の115位から71位に大きく上昇、125位までの来季のシード権を確定させた。
今大会は、ステーブルフォード方式と呼ばれるポイント制の大会で、アルバトロス+8、イーグル+5、バーディ+2、パー0、ボギー−1、ダブルボギー以下は−3とし、その合計で順位を争うもの。いかに攻めるかが重要になってくる。
最終日12位タイからスタートした丸山は、前半、3ポイント伸ばしただけで20位タイに後退。しかし、インに入って10番12番とバーディを奪い、14番パー5ではボギーとしたものの、16番パー4で12メートルのロングパットを決めてバーディを奪い、+28として5位に浮上。続く17番パー5でも1.5メートルを沈めてバーディ、そして最終18番もピン左上1.8メートルを見事に決めて3連続バーディ。最終日のパット数25とパッティングが冴え渡り、堂々の3位タイで終了した。
優勝は、ベテラン、トム・レーマンとのプレーオフを制したディーン・ウイルソン。これがツアー初勝利となった。
最終日12ポイントと追い上げたウイルソンと、同じく10ポイントを獲得したレーマンが、共に通算+34でプレーオフに突入。1ホール目となった18番は両者パーと引き分け、続く2ホール目の9番パー4、両者のティショットはフェアウエーをキープ、レーマンがグリーンをショートさせカラーに、ウイルソンはピン下2メートルにつけた。6年ぶりの優勝を狙うレーマンのカラーからのパットが、わずかに右に切れバーディを逃し、ウイルソンはこの2メートルのバーディパットをど真ん中から沈め、念願のツアー初勝利を手中に収めた。
ウイルソンは、ハワイ生まれの日系3世。ハワイ出身のツアー勝者としては、デービッド・イシイに続く2人目の快挙。ウイルソンは92年にプロ入り以来、オーストラリア、カナダ、アジアンツアーと渡り歩き、日本ツアーで4年間プレー。その間に6勝を挙げ、4年前にようやくPGAツアーのカードを取得。
「日本でプレーしていた時にどうやって勝つかを学ぶことができた。4年前にようやく米ツアーで戦い出したときにはもう32歳。そこからもカードを維持するのに苦しい戦いが続いた。だから今ここでトロフィーを抱えていることは本当に大満足だ」(ウイルソン)
日本ツアーで培ったその実力を発揮したウイルソン、笑顔の優勝となった。


