タイガー・ウッズ、驚異の強さ! ツアー5連勝!<ドイツ銀行選手権>
2006-09-05
USPGAツアー・ドイツ銀行選手権<9月1〜4日 米国マサチューセッツ州・TPC・オブ・ボストン 7415ヤード パー71>
取材・文/武川玲子
タイガー・ウッズが、ビジェイ・シンとの一騎打ちを制し今季7勝目、ツアー通算53勝目、そして、全英オープン以来の出場試合連続優勝を5に更新、もはや手のつけられないほどの強さを見せつけた。
“ストップ・ザ・タイガー”に名乗りを挙げたのは3日目に自身のベストスコア“61”をマークしたビジェイ・シン。奇しくも2年前の今大会でシンに破れたウッズは、“世界一”の座も譲ることになった。しかし、今年のウッズはシンにも止めることはできなかった。
首位のシンと3打差で追うウッズ、優勝争いはこの最終組の2人に絞られた。
昨日とうって変わって、ティショットで苦しみスコアを伸ばせないシンを尻目に、ウッズは2番パー5で5メートルのイーグルパットを決めると、続く3番パー3でもバーディを奪い、序盤の3ホールでスコアはイーブン。これで流れはウッズのものとなり、5番パー4のバーディでウッズが1打リードすると、7番パー5で今日2つめのイーグル。バーディとしたシンに2打差でリード、シンが9番でボギーを打つと、逆にウッズが3打リードでバックナインに突入した。
インに入ってシンがやや持ち直し、12番パー4で8メートルを沈めて2打差に迫る。そして、ウッズが今日唯一のピンチとなった14番パー4。ウッズがショートサイドのグリーン左のラフへ、対するシンは4メートルのバーディチャンス。シンにとってはウッズを捕らえる最大のチャンスだったが・・・。シンのパットはショートし、逆に3メートルを沈めてパーをセーブしたウッズ、その差は縮まらない。
そして、17番パー4で6メートルを沈めてウッズは駄目押しのバーディ、このパットが決まると得意の指さしポーズで勝利を確信した。最終18番パー5、シンはバーディを奪い、68とスコアを3つ伸ばしたものの、この日2イーグル、4バーディの63をマークしたウッズの強さには歯が立たなかった。
「タイガーの前半のプレーは驚異的だった。まだ戦いは長いと踏ん張ったのだが、今日はどうにも流れを掴むことができなかった」
と、シンはウッズに脱帽だ。
一方のウッズは、
「昨日までスイングが不安定だったから、ゆうべはコーチのヘイニーと調整をしたんだ。それがうまく行って、今朝は練習場から最高のショットだった。ビジェイは必ずスコアを伸ばしてくるから、プレーオフに持ち込めればと思っていたが、このスコアは自分でも予想以上の出来だった」
また、連続優勝に関しては、
「すでにその記録を成し遂げたことがあるが、それは多くの運がなければできないこと。しかし、ヘイニーと練習してきたことが今すべてうまく働きだした。とても興奮している」
ウッズは次週オフを取り、次の試合は9月14日から始まる世界マッチプレー選手権(英国)、そしてライダーカップ(アイルランド)に出場した後、アメックス選手権(英国)で記録に挑戦することになる。1999年から2000年に掛けて自身が作った6試合連続優勝の記録更新に一歩近づいた。




