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宮里藍が帰国初戦V<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯>

2006-09-11


日本女子ツアー・日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯<9月7日〜10日・北海道・ニドムCニスパC 6526ヤード パー72>

取材・文/吉永達生
写真/村上 航

 今シーズン米女子ツアーに参戦していた宮里藍が、約10カ月ぶりに日本ツアーに帰ってきた。
「出るからには勝ちたい!」
 と、帰国初戦Vを誓った宮里。初日に3位タイ、2日目に首位に立ち、3日目にはスコアを崩して一時首位に並ばれたものの、最終18番ホールで会心のバーディを奪って指定席を譲らなかった。
 2位グループと1打差の単独首位で迎えた最終日、冷たい雨が降り続く中、いきなりピンチが訪れた。

 2番ホール(パー4)でティショットを左に曲げて林の中に打ち込み、脱出を狙った2打目も右ラフ、3打目でグリーンエッジまで運ぶのが精一杯だった。
「でも、グリーンに乗っていなくてラッキーでした。30メートルをパットで寄せるのは距離を合わせるのが大変ですから。9番アイアンでうまく転がしていけました」
 と、ボールはフック傾斜のスロープに乗ってカップに向かって転がり、直接カップイン! ダブルボギーもある状況をミラクルパーでしのいだ。
 それでも、ティショットは曲がっていたが、米ツアーで培った集中力、そしてクロスハンドグリップの新しいパッティングスタイルで、パーパットを沈め、バーディチャンスを確実に決めていった。
 不安要素だったティショットがハーフターンした10番ホールから蘇った。
「後半が勝負だと思っていたので、思い切り振っていくことだけ考えました」
 と、2日目までの躍動感あるスイングでフェアウエーをとらていった。
 10番ではピン左横2メートルにつけてバーディを奪い、韓国の辛ヒョン周を振り切った。
 18番グリーンでウイニングパットを沈め、右手拳を雨空に向けて突き上げた宮里。
「“やったー!”というよりも“優勝しました”という感じです。勝ててよかった」
 と、成長した証を披露できたことにほっと胸をなで下ろした。
 これで日本女子プロゴルフ協会会長の樋口久子がこれまで持っていた22歳279日の最年少優勝記録を、21歳83日に塗り替えた。当時に日本女子オープンとの国内2冠の最年少優勝記録も更新した。
「(出場が決まっている)2試合も勝つことだけを考えます」(宮里)
 次戦は、2003年にアマチュアとしてツアー初優勝を飾ったミヤギテレビ杯ダンロップ女子、そしてディフェンディングチャンピオンである日本女子オープン。出場全試合制覇を狙う!

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