ベン・カーティスが今季2勝目!<84ランバークラシック>
2006-09-18
USPGAツアー・84ランバークラシック<9月14〜17日 米国ペンシルベニア州・ネマコリンウッドランスリゾート&スパ ミスティックロックC 7516ヤード パー72>
取材・文/武川玲子
首位タイでスタートしたベン・カーティスが、5バーディ、3ボギーの70とスコアを2つ伸ばし、ブーズアレンクラシックに続いて今季2勝目、03年の全英オープンを含むツアー通算3勝目を挙げた。
次週のライダーカップのためビックネーム不在となった今大会。最終日は、カーティスと02年以来の優勝を狙うチャールズ・ハウエルが12アンダーでスタート。前半1つスコアを伸ばし13アンダーとしたハウエルが、1打リードしてサンデーバックナインに突入、しかし、すぐに10番でハウエルがティショットを右の林に入れてボギー、これで12アンダーの首位にカーティス、ハウエル、そして初優勝を狙うライアン・モーアとロバート・ガリガスの4人が並び、3打差に13選手がひしめく混戦へ。
ここからカーティスのパッティングが冴えまくった。12番で1.5メートルを沈めてリードを奪うと、14番では4メートルのパーパットを沈めてナイスセーブ。そして、15番では2メートルを沈めてバーディを奪ったカーティスに対し、ハウエルは3パットのボギー。これでカーティスが3打リードと大きく抜け出した。
勝負の明暗を分けたのは16番パー5。カーティスが15メートルのミラクルパットを決めてバーディ、これでプレッシャーの掛かったハウエルは、2メートルのイーグルパットを外し起死回生のチャンスを逃してしまった。
カーティスは17番をボギーとしたものの、2打差で迎えた最終ホールをパーでまとめ14アンダーで混戦を制した。
この優勝を陰から見守っていたのは、出産を9日後に控えたカーティスの妻、キャンディスさん。カーティスには内証で自宅のオハイオ州から車で駆けつけていた。優勝が決まり、グリーン上に走り寄ったキャンディスさんを見つけ、カーティスは“驚いた!”と一言。
「今日は本当にラッキーだった。後半はパットが決まってくれて、16番のバーディパットもパーを取ることだけを考えていたのに。あれで気持ちに余裕ができた。今年は2勝したし、子供ももうすぐ生まれる。本当に良い1年になった」
全英オープン優勝の後、不調が続いていたカーティス、今季は見事にメジャーチャンピオンの力を証明して見せた。
また今大会は、ミッシェル・ウィーが自身の6度目となる男子ツアーに挑戦したが、77・81の14オーバーと最下位で予選落ち。先週も欧州男子ツアーで予選落ちをしたウィーだが、
「この2週間はいいプレーができなかっただけ。私は決して諦めない」
と、まだまだ男子ツアーへの挑戦は続きそうだ。


