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欧州チームが大会3連覇!<ライダーカップ>

2006-09-25

USPGAツアー、ヨーロピアンツアー・ライダーカップ<9月22〜24日 アイルランド・Kクラブ・パーマーコース 7335ヤード パー72>

取材・文/武川玲子

 欧州チームが18.5対9.5と大差をつけて米国チームに圧勝、大会3連覇を達成した。
 2年に一度開催されるライダーカップは、賞金も出ないため、参加する選手が“名誉”だけを懸けて戦う大会である。1927年に“サミュエル・ライダー氏”の提唱のもと始まった歴史ある戦いだけに、その白熱ぶりは半端なものではない。今年は初めてアイルランドでの開催となり、4万5千人の大観衆のもと3日間に渡る熱戦が繰り広げられた。
 初日、早くも欧州がリードした。午前の4つのフォーボール、ウッズ・フューリク組がモンゴメリー・ハリントン組を下し1ポイントを挙げたが、ガルシア・オラザバルのスペイン組が勝ち星を挙げるなど、2.5対1.5で欧州が米国をリード。そのまま午後のフォーサムでも勢いに乗ったガルシア組がウッズ組を下し、初日は欧州5対米国3と欧州がリードして終わった。

 2日目、なんとしても差を縮めたい米国だが、午前のフォーボールでパットに苦しむウッズ・フューリク組がクラーク・ウエストウッド組に敗退すると、チーム内に一気に不穏な空気が流れた。午前に勝ち星を挙げたガルシア組が午後もミケルソン・トムズ組に勝利を収め、終わってみれば欧州10対米国6と、4ポイントの大量リードとなった。
 最終日はシングル12マッチで戦われる。前回勝利を収めている欧州が14ポイントに達した時点で勝負は決まる。米国チームには、もう1つのマッチも落とすことができない緊迫したムードが漂った。スチュワート・シンクがガルシアに4&3で圧勝したものの、この日も欧州の勢いは止まらなかった。モンゴメリーがトムズを1アップで下すと、ウッズが順当にカールソンに勝利したが、ボードは欧州で埋め尽くされた。デービット・ハウエルがウエッタリッチを5&4の大差で破ると欧州13ポイント、この時点でクラーク、ステンソンが少なくとも引き分けを手中に収めていたので実質欧州の勝ちが決まった。ルーク・ドナルドがチャド・キャンベルを2&1で下した瞬間、欧州が14ポイントに到達、欧州チームは勝利に沸き返った。
 そして、この欧州の勝利はダレン・クラークに捧げられた。クラークは6週前に最愛の妻をガンで亡くしたばかり。全英オープン以降ほとんどプレーをしていなかったが、欧州キャプテンのイアン・ウーズナムの指名で出場。初日・2日と1ポイントずつ勝利を挙げ、最終日もザック・ジョンソンに3&2で勝利を収めるなど負けなしの3ポイントと大活躍。勝利を決めた瞬間に重圧から解き放されたクラークは号泣、チームメートの目にも涙が溢れた。
 欧州チームは、ガルシアが4勝1敗、クラークが3勝とチームの牽引力となり、米国はウッズが3勝2敗と踏ん張ったものの、フューリクが2勝3敗、ミケルソンは0勝4敗1引き分けと大敗。欧州が前回に引き続き9ポイント差をつけ、欧州の歴史的圧勝に終わった。
「米国は全力を出した。だが欧州のプレーは素晴らしすぎた。米国に足らないもの? それはこれからゆっくり考えてみないと分からない。だが何かが必要だと思う」(米キャプテン・トム・レーマン)
 次なる戦いは2年後、米国はホームとなるケンタッキー州のバルハラでの雪辱を誓う。

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