豪州のポール・シーハンが逃げ切りで日本一!<日本オープン>
2006-10-16

日本男子ツアー・日本オープン<10月12日〜15日・埼玉県・霞ヶ関CC西C 7068ヤード パー71>
取材・文/吉永達生
写真/村上 航
最もタフなコースセッティングで行われた日本オープンを制したのは、堅実なプレーが持ち味のポール・シーハンだった。
「とても大きな試合である日本オープンに勝てて本当にうれしい」
シーハンはオーストラリア出身だが日本ツアーのメンバー、日本で一番のトーナメントに勝てたことを喜んだ。
最終日、2位の片山晋呉と1打差の首位でスタートしたシーハン。相手は大会連覇を狙う2年連続賞金王、今年も賞金レースのトップに君臨している実力者。
「世界クラスで、日本で一番うまい片山選手が相手だったから緊張しました」
と、日本シリーズなどツアー2勝のシーハンもスタート前はドキドキだった。
しかし、片山が1番ホールでいきなり3パットのボギー。2番ホール、そして4番ホールでもボギーとし、追いかける立場の片山が先に後退していった。それに対し、シーハンが4番でバーディを奪ったことで、差は一気に5打差に広がった。
シーハンは、7番でボギーをたたいたが、そこから崩れない。9番(443ヤード、パー4)では、ティショットをフェアウエー左サイドの木に当ててピンまで残り286ヤードのラフに打ち込んだ。何とか3打目でグリーンに乗せたが、4メートルのパーパットが残った。
「外せば後半の流れが悪くなる。この試合で最も重要なパッティングだった」
と振り返るシーハン。見事にフックラインを読み切りパーセーブした。
後半は、片山をはじめ、後続グループがバーディを奪えないのをボードで確認しながら慎重にパーを重ね、バーティチャンスがくるのを待った。
そして、17番で優勝を決めるバーティ! 通算7アンダー、2位に3打差をつけて日本オープン初優勝を飾った。
「来年は日本ツアーを離れて米ツアーで戦いたいと考えています。日本は大好きだけど、選手として最高峰のツアーでやりたい気持ちがあるから」(シーハン)
同じオーストラリア出身で、友人でもある今年の全米オープン覇者のG・オギルビーのように、次はメジャーのナショナルオープン制覇を狙う。
なお、史上6人目の大会連覇を狙った片山晋呉は、最終日に75をたたき、通算2アンダーで5位タイに終わった。




