プレイヤーズ UP TO DATE:井戸木鴻樹<ブリヂストンオープンより>
2006-10-23

日本一飛ばないツアープロが3位タイに入り、シード復活ほぼ確定
取材・文/吉永達生
写真/中野義昌
今大会のドライビングディスタンスで最下位(253ヤード)の井戸木鴻樹が、7138ヤード(パー72)のコースを舞台に大暴れした。
「ここのパー5はほとんど届かないですからね。無理すれば2つでいくところもあるんですが、最初から3打目勝負ですわ」
と、袖ヶ浦攻略法を語った井戸木。
その言葉どおり、ほかのプレーヤーがゆうゆうと2オンするパー5で、井戸木は徹底して3打目勝負。3打目をピンに寄せてバーディを量産した。
さらに、
「女子ツアーでも11番ウッドはなかなか入れていないでしょう」(井戸木)
長いパー4では、7番ウッド、9番ウッド、11番ウッドと、男子プロでは珍しいショートウッドを駆使してピンを攻めた。
飛ばない選手が活躍できるのは、コースが短かかったり、タフなセッティングの場合といわれるが、バーディ合戦となった今大会、井戸木は優勝争いのど真ん中にいた。
3日目、最終日は最終組でのプレーにも焦らず、自分のゴルフを続けて3位タイに入った。
残念なのは、最終日の16番と18番(ともにパー5)で、狙いどおり3打目をバーディチャンスにつけながら、短いパットを外して単独3位を逃したこと。
「パターが全然ダメでしたね。16番、18番のバーディパットはハンディキャップ30でも入りますよ」(井戸木)
と、ミスパットを悔やんだ。
それでも、獲得賞金を1452万円としてシード権復活もほぼ確定。また、3位タイに入ったことで、翌週開催のABCチャンピオンシップの出場権も獲得した。次は地元関西で大暴れして賞金をさらに上積み、そして復活優勝を狙う。


