プレイヤーズ UP TO DATE:宮里優作<ABCチャンピオンシップより>
2006-10-30

優勝争いの中、最終日崩れず68で4位
取材・文/吉永達生
写真/佐々木啓
優勝した片山晋呉と同組で回り、首位と3打差でスタートした宮里優作。これまでは優勝争いとなると自分のプレーができずに自滅してしまうことが多かった。
しかし、今大会の宮里は違った。優勝こそ逃したが最終日に68、優勝に一歩ずつ近づいていることを感じさせる戦いぶりだった。
最終日、1番ホールでバーディを奪ったものの2番ですぐにボギーと、いつもの出入りの激しい宮里かとだれもが思った。
しかし、宮里はそこから崩れない。4番では果敢にピンを狙ってバーディ。さらに8番ではピンの手前15メートルから強烈なフックラインをねじ込んだ。
「ずっと我慢してきていましたから。思わず出ていました。あそこから勢いに乗れました」
宮里はボールがカップに沈むのと同時にガッツポーズをしていた。これまであまりみられなかった闘志が満ちあふれていた。
緊張すると崩れてしまっていたリズムも、素振りを終えてからクラブを始動するまでの“10.5秒”のプレショットルーティンに狂いはなかった。
最終18番ホール(525ヤード、パー5)では、1打目が左サイドのバンカーにつかまり、ドライバーショットではめずらしい目玉になった。冷静に横に出して3打目勝負。ピンをとらえてバーディフィニッシュで4位に入った。
「片山さんのように1番(のイーグル)から乗れるのはすごい。勉強になりました。今日はこういう位置で最後まで戦うことができました。ショットの精度は上がってきたので、このままのフィーリングでいきたい」
宮里はこれまで試練を糧に、これから続く秋のビッグトーナメントで大暴れする。


