プレイヤーズ UP TO DATE:井上 信<三井住友VISA太平洋マスターズより>
2006-11-13

調子上向きで、ツアー2勝目も近い!?
取材・文/稲垣典子
写真/佐々木啓
「今日は、昨日とうって変わって別人になっちゃいました……」
と、単独首位からスタートした井上信はプレー終了後にがっくりと肩を落とした。
井上のプレーを狂わせたのは、富士山から吹き降ろす冷たい風。前日までと逆向きの風にとまどい、6番で痛恨の池ポチャ。ボギーが先行してしまった展開に、
「早くバーディがほしいと思い狙っていったんだけど、今日のラウンドはバーディチャンスが少なかった」
それでも後半は、13番で10メートルのパーパットを決めるなど、しぶとく粘ったが、
「17番でパーを取って、最後バーディでいい線いくかな」
という思い通りにはいかず、17番でボギー、さらに最終18番でも池ポチャ。結局、3位タイという成績に終わった。それでも「久しぶりに優勝争いができたことは大きな収穫」と振り返る。
また、初めて片山晋呉と同じ組で回り、学んだことがあったという。
「片山さんのゴルフを見てしまうと、自分のゴルフができなくなるから見ない方がいいと仲間のプロに言われたんですれど、やっぱりちょっとは見ちゃいますよね(笑)。そこで気がついたのが、すべての番手でショットに入るまでのルーティン(ショットを打つまでの動作)が一緒なんですよ。さすがだなと思いました」
今大会で優勝したら、
「04年の『ABCチャンピオンシップ』のツアー初優勝の時のように、仲間に胴上げされたい。肋骨(ろっこつ)を折らないように、池の土手までの距離を確認した上での話ですけど(笑)」
という青写真も次週以降に持ち越し。
「今年はあと2試合しかないけれど、調子は上向きです」
今週3位タイになったことで、賞金ランクによる来季のシード権を確実にして気分も上々。来日する大物外国人選手たちを脅かすダークホースとなるか、要注目だ。


