最終戦はF・グラナダが優勝、L・オチョアが初の賞金女王に!<ADT選手権>
2006-11-20
USLPGAツアー・ADT選手権<11月16日〜19日 米国フロリダ州・トランプ・インターナショナルGC 6519ヤード パー72>
取材・文/武川玲子
変則ルールの今大会、最終日は、生き残った8選手がスコアをゼロに戻し、優勝賞金100万ドルを懸けて熱い戦いが繰り広げられた。
注目は、今季の“賞金女王”争い。トップを走るロレーナ・オチョアが2日目をプレーオフの末勝ち残り、3日目5つスコアを伸ばして最終日に勝ち進んだのに対し、5年間“女王の座”に君臨し続けたアニカ・ソレンスタムは1打及ばず2日目で敗退、ソレンスタムの6年連続賞金女王への道は絶たれ、アニカ1強時代の終えんを迎えた。
これで、オチョアにとって唯一のライバルは賞金ランク2位のカリー・ウェブ。ウェブが優勝すれば、オチョアを抜いて今季の賞金女王になる。そんな最終日、宮里藍を含む8選手がイーブンから一斉に“100万ドル”を目指してスタート。だが、厳しいピン位置でスコアを伸ばしたのはルーキーのフリエッタ・グラナダ(パラグアイ)だった。
トッププレーヤーがスコアメイクに苦しむ中、グラナダは3番パー5でバーディを取ると前半2アンダーで折り返した。10番で3メートルを沈め、11番では6メートルのパーパットを沈めると3アンダーの首位をキープ。オチョア、ウェブが追い上げてくる中、グラナダは難しい16番パー4でも2.5メートルにつけてバーディを奪い、4アンダーと突き放す。
結局、オチョアもウェブも終盤でスコアを落とし、グラナダが4アンダーで見事に逃げ切ってツアー初優勝を決めた。
グラナダは05年にプロ入り。昨年はフーターズ(下部)ツアーで1勝を挙げ、宮里と共に最終予選会を突破し、今季よりLPGAツアーでプレー。最後の最後に“初優勝”を手中に収め、女子ツアー史上最高額の100万ドルも手に入れた。
「パラグアイでは考えられない大金です。家族はいろんなことを犠牲にして、ずっと私を支えてきてくれた。お金は両親が貯金をしてくれると思う、でも“新車”は絶対に買うつもり!」(グラナダ)
大会期間中に20歳の誕生日を迎えたばかりのグラナダには最高のシーズンとなった。
また、2位に入ったオチョアは念願の賞金女王のタイトルを獲得。多くのメキシコ人ファンが応援に駆けつけ大騒ぎ。
「本当に素晴らしいシーズンを送ることができました。自分の国を代表してプレーができたことを誇りに思う」(オチョア)
と、メキシコの国旗と『ロレーナ!』の声援に満面の笑顔で応え、シーズンを終了した。
宮里藍は最終日をイーブンで回り4位タイで終了した。


