欧米キング対決を制し、P・ハリントンが日本初優勝!<ダンロップフェニックス>
2006-11-20

日本男子ツアー・ダンロップフェニックス<11月16日〜19日・宮崎県・フェニックスCC 6907ヤード パー70>
取材・文/吉永達生
写真/鈴木 祥
最終18番ホール(560ヤード、パー5)で、欧州ツアー賞金王のパドレイグ・ハリントンが、1.5メートルの下りのスライスラインを決めて1打リードでホールアウトすれば、米ツアー賞金王のタイガー・ウッズも手前1メートルのバーディパットをど真ん中から入れ返す。欧米両ツアー賞金王による戦いは72ホールでは終わらなかった。
18番ホールの繰り返しで行われたプレーオフ。1ホール目、ハリントンが下りの3メートルのパットを決めれば、ウッズは左横2メートルからまたも入れ返して、ともにバーディ。
2ホール目、ティショットを左の林に打ち込んだハリントン。ピン方向には2本の木が立ちふさがっていた。
「パー5だったからバーディを取れなかった方が負ける。タイガーが相手だったのでやれることはすべてやろうと思いました。スペースは十分空いていたから」(ハリントン)
ウッズのように感情を表に出さないが、ハリントンは内に秘めた闘志で立ち向かった。わずか80センチ四方のすき間をユーティリティーの3番を使ってフルスイングした。
ライが悪かったためボールが上がらず、思いのほか距離が出ずに左のラフにつかまってしまったが、ピンまで96ヤードをアプローチウェッジで右横60センチにピタリとつけた。
ウッズは3打目をフェアウエーから打ったものの、ピンの左3メートルにしかつけられず、バーディパットを外して万事休す。
欧米ツアー賞金王対決は、欧州王者のハリントンに軍配が上がった。
「ウッズに勝てたことよりも、日本ツアーで勝てたことがうれしい」
これで欧州ツアー、アジアンツアー、米ツアー、そして日本と世界の4大ツアーを制した。次は豪州ツアーと南アフリカツアー、そして、
「次は別のジャケットを別の大会(グリーンジャケットをマスターズ)でウッズからかけてもらいたい」
今年逃した全米オープンを含め、メジャーでウッズを下すことを誓った。


