今年の締めはさくら! 横峯さくらが公式戦初優勝!!<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ>
2006-11-27

日本女子ツアー・LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ<11月23日〜26日・宮崎県・宮崎CC 6445ヤード パー72>
取材・文/吉永達生
写真/鈴木 祥
今年最後に笑ったのは横峯さくらだった。公式戦初優勝を飾り“建前上ね!”といいながら、キャディを務めた父・良郎氏と、18番のグリーン上でがっちり握手。
「すごくうれしいです。今日は冷静にプレーできました」(横峯)
通算11アンダーは、2位の諸見里しのぶ、宮里藍らに7打差をつける圧勝だった。
6アンダーの首位タイでスタートした横峯と諸見里の一騎打ちとなった最終日。1番ホール(355ヤード、パー4)で、諸見里がセカンドショットをベタピンにつければ、横峯はグリーン左奥のセミラフからパターでチップインバーディを奪って応戦するなど一歩も譲らない展開で試合は進んだ。
横峯は2打リードしていた13番ホール(495ヤード、パー5)で、ティショットを右のバンカーに打ち込んだ。バンカーから出してフェアウエーから打った3打目も、ピンまで残り120ヤードというやさしい状況からグリーンの右に外した。
キャディとして横峯の隣りにいた良郎氏は娘がイライラしているのが分かった。
「さくら、お前にはイライラするのが一日1ホールある。それで負けるんだよ」
と、声をかけた。
その言葉に反論したいところだが、父の指摘どおりだった。前週の大王製紙エリエールレディスでは、その“イライラ”から自滅して優勝を逃したことを思い出し、落ち着きを取り戻して13番ホールを何とかパーセーブした。
15番ホールでは、ティショットを右の林に打ち込んだものの冷静になった横峯には、攻略ルートが見えていた。
ボールの行く手を阻む木や枝までの距離と高さをしっかりと把握し、ピンまで175ヤードを5番アイアンで低めのスライスを放った。見事にグリーンをヒットし、バーディパットを決めた。
諸見里が3パットのボギーとしたことで差は一気に4打。さらに諸見里が17番ホールでトリプルボギーを打ったことで、横峯の勝利は決まった。
「3年シードを取れたので海外のツアーにも挑戦したいです。(今年は目標だった年間3勝できたので)来年は4勝したいです!」
と、ファンの前で宣言した横峯。来年は世界で飛躍する。
なお8位スタートの宮里藍は、最終日のベストスコアタイとなる67(5アンダー)をマークして2位タイで一年を締めくくった。


