タイガー・ウッズ逆転優勝!<ビュイック招待>
2007-01-29
USPGAツアー・ビュイック招待<1月25日〜28日 米国カリフォルニア州・トーリーパインズGCサウスC(7469ヤード パー72)ノースC(6874ヤード パー72)>
取材・文/武川玲子
最終日首位から2打差でスタートしたタイガー・ウッズが、1イーグル・5バーディ・1ボギーの66とスコアを伸ばし通算15アンダー、2位のチャールズ・ハウエルに2打差をつけて今季初戦を優勝で飾った。これで昨年7月の全英オープンから続いているPGAツアー連続優勝を7に更新。99〜00年の自身の記録とベン・ホーガンの6試合を抜いて歴代2位に浮上、大会3連覇も成し遂げて、その強さを見せつけた。
やはりルーキーでは歯が立たなかった。
3日目を終えて首位に立ったのはブラント・スネデカーとアンドリュー・バックルの二人。序盤でウッズがスコアを伸ばせない中、バックルが踏ん張り首位をキープ、しかし9番パー5、ウッズは残り276ヤードを3ウッドで渾身のショットをピン8メートルに2オン、このパットを沈めてイーグル、ついにリーダーを捕らえた。
バックルも粘りを見せるが、やはりウッズに睨まれるとどうにもならない。13番まさかのダブルボギーで自滅。そして最後にウッズに迫ったのはチャールズ・ハウエル。ハウエルは15番パー4であわやイーグルかと思われるベタピンでバーディを奪うと、ウッズに残り3ホールで1打差に迫った。そして16番パー3、ミスショットでピン15メートルのウッズに対し、ハウエルはピン下6メートルと絶好のチャンス。だが、果敢に攻めたパットはカップを通り抜け、ウッズに並ぶことはできなかった。
ウッズは17番でピン1メートルにつけるととどめのバーディ、2打差で最終18番を迎えた。
今日はティショットが安定しないウッズ、このホールも右のバンカー。だが2打差はきっちりとレイアップで、最後は難しいアプローチも寄せてパーをセーブ、ハウエルは2オンに成功し、一縷の望みでイーグルを狙ったが、またしてもカップを通り抜けた。結局、両者ともにパー。終わってみれば、初日から確実にスコアを伸ばし続けたウッズの鮮やかな逆転優勝だった。
ウッズの生まれ育った実家が近い今週は、母のクルチダさんと7月に第一子の出産を予定しているエリン夫人も応援に駆けつけ、優勝が決まって3人で抱き合い喜び合った。
数々の記録を打ち立てているウッズだが今回の記録に関しては
「実際ボクは欧州ツアーでも負けているし、中国でも日本でも2位だった。それでもバイロン・ネルソンとベン・ホーガンに挟まれるエリート仲間になれたことはとてもすばらしい」
気になる次の試合(PGAツアー)は?
「来週はドバイ(欧州ツアー)に行く。その後は・・・これから調子をみて決めるさ」
連続優勝の歴代1位はバイロン・ネルソンの11試合(1945年)。無敵のウッズがどこまでこの記録に迫れるか、目が離せない。


